初代コロムビア・ローズ

どうせ拾った恋だもの – 初代コロムビア・ローズ

矢っ張りあンたも おんなじ男
あたしはあたしで 生きてゆく
今更なにを 言ってるのさ
気まぐれ夜風に 誠なんかあるものか
捨てちゃえ 捨てちゃえ
どうせひろった 恋だもの

飲もうと酔おうと あたしの勝手
余計なお世話だ よしとくれ
愚痴ってみても 仕方ないさ
女のこころを あンたなんか知るものか
捨てちゃえ 捨てちゃえ
どうせひろった 恋だもの

笑っているのに 涙がにじむ
並木の夜星よ 見るじゃない
泣かなきゃすまぬ 年じゃないさ
気まぐれ男に 未練なンかあるものか
捨てちゃえ 捨てちゃえ
どうせひろった 恋だもの

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哀愁日記 – 初代コロムビア・ローズ

山のひと夜の ゆきずりの愛の言葉を 忘れかね涙ぐみ清いやさしい 眸の君を呼べば都の 夕日が紅い雨の降る日は 窓のそと風の吹く夜は 星の空あのひとはいつもどこかで

東京のバスガール – 初代コロムビア・ローズ

若い希望も 恋もあるビルの街から 山の手へ紺の制服 身につけて私は東京の バスガール『発車 オーライ』明るく明るく 走るのよ昨日心に とめた方今日はきれいな 人

しあわせはどこに – 初代コロムビア・ローズ

街には楽しい 人の波空にはあかるい バラの雲燕もおどるよ 青い風それなのに わたしは独り たゞひとりしあわせは あゝ しあわせはどこにわたしは都の 片隅の名もな

娘十九はまだ純情よ – 初代コロムビア・ローズ

肩にやさしく 手をかけて君はささやく イエスかノーかなんで言えましょ 波うつ胸に燃えて火のような 耳のたぼネー 娘十九はまだ純情よ君を帰して 窓の月一人淋しく 

渡り鳥いつ帰る – 初代コロムビア・ローズ

別れちゃ嫌だと 泣いたとて花でも摘んで 棄てるよに素知らぬふりして 別れゆくあなたは男 つれない男いいえ私は 離さない死んでも離しは しないよと誓った言葉 嘘な

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