出雲光一

高瀬川有情 – 出雲光一

君と出逢った 一の谷
春爛漫の 花吹雪
憂いを秘めた うなじのあたり
花よりもなお 美しく
ああ高瀬川 面影を想い浮かべて

そぞろ歩いた 稲佐浜(いなさはま)
夏夕暮れの 漁火よ
ぬくもりひとつ 抱く影ふたつ
誰よりもなお しあわせに
ああ高瀬川 街の灯を今日も写して

募る海鳴り 日御碕(ひのみさき)
渡る雁がね 鳶ヶ巣城(とびがすじょう)
ふたりの胸に ふくらむ夢は
愛よりもなお 藍染めて
ああ高瀬川 吹く風も明日に向かいて

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出雲の女よ – 出雲光一

忘れられない 一畑(いちばた)電車さだめ儚い 恋だった逢いたくて 逢いたくて 訪ねて来たよ宍道(しんじ)湖すぎれば 大社線(たいしゃせん)あしたはどの空 出雲の

ひだまりのキズナ – 出雲光一

久しぶりに 今日は父子(おやこ)でテーブル囲んで 鍋料理軽いジョークで 盛り上がりいつもの父と子に戻るもしも辛い事が あったら父さんに遠慮をしないで 話しておく

天晴れ人生 – 出雲光一

風に打たれて 雨に濡れても生きる望みは 果てなく燃えるああ人生の 節目を迎えて大きな 志(こころ)で また登る男だ 勝ち誇れ 親指突き挙げて川の流れも あの山 

北の星 – 出雲光一

のれんに染みた 歳月をしまう夜更けに 思い出す修行時代に 涙こらえた失敗も今じゃ大事な 味形見屋台引いてた 親父の手赤くて でかくて 痛かった見上げた夜空に 北

蛟龍 – 出雲光一

誰にも等しく流れる月日無駄にくらしたつもりはないし己(おの)が選んだ この道で腐らなければ 俺の勝ち歩み続ける演歌と道連れ鳴呼 雲よ湧け 心に蛟龍(こうりゅう)

おれの隠岐の島 – 出雲光一

島の男が 女に惚れる島の女が 男に惚れる遙か望むは おれの隠岐の島愛しい人よ ああ君よ星をみつめて あなたを想う島のこんじょう かあさん惚れる潮のにおいに おや

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