冬にわかれて

月夜の晩に – 冬にわかれて

月夜の晩にふと現れた
あなたは不思議な佇まい

たくさんの人が取り囲み
あれやこれやを尋ねられ
あなたはだいぶ困ってた

月夜の晩にふと現れた
あなたの瞳のその奥
銀色の雨が降っていた
この夜超えて遠い空から

みんなが飽きて行ったので
僕はそっと出て行って
静かなあなたと握手した

月夜の晩にふと現れた
あなたの心に触れたら
懐かしい風が吹いてきた
この星超えて遠い場所から

不思議な文字を書くあなたに
僕もこちらの字を書いて
心で意味を囁いた

月夜の晩にふわりと消えた
あなたが残した手紙

残された手紙は忠告めいて
見た人すべてが顔見合わせた
残された手紙は愛のようで
見た人すべてがため息ついた

私もあなたと行きたかった
この星超えて遠いところへ

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