頬を打つほど あなたは変わっても
ついてゆく気の私だけれど
そうよスーツの口紅かくす
そんなあなたが許せないのよ
夜行列車で旅にゆかせて
素直な心で 又もどってくるから
愛はうぬぼれ それともさげすみ
迷いこんだら 哀しい道ね
どうぞ四五日さがさないでね
少し身体を休めてくるわ
夜行列車の窓のガラスに
あなたの横顔 ふと浮かんで消えたわ
いつも 女は明日に賭けてる
だからあなたが必要なのよ
季節はずれの渚に立って
海の暗さに おびえる私
夜行列車で家に帰る日
迎えてほしいの そう両手をひろげて
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海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると赤い筒袖(つっぽ)の ヤン衆がさわぐ雪に埋(う)もれた 番屋(ばんや)の隅でわたしゃ夜通し 飯(めし)を炊くあれからニシン
(ナレーション)現世(うつせみ)の命絶えても永遠(とこしえ)にわれきみともに 愛かき抱くあなた こたえてくださいな愛して恋して 一緒になって死ぬまでしあわせ 誰
椿咲く春なのに あなたは帰らないたたずむ釜山港(プサンハン)に 涙の雨が降るあついその胸に 顔をうずめても一度倖せ かみしめたいのよトラワヨ プサンハンへ 逢い
別離(わかれ)のことばも 云えないままに二人をひきさく 太田(テジョン)発0時50分逢えるその日は 来るだろか堪(こら)えきれずに 泣けてくるあ……離しちゃいけ
やはりあのひとは私を送りに来なかったにぎわう夕暮れ人ごみの中私はただバスを待つ悲しみだけを道案内に想い出色の洋服を着て辛くないと言えば嘘だわあのひとのことが気が
うらみっこなしで 別れましょうねさらりと水に すべて流して心配しないで 独(ひと)りっきりは子供の頃から なれているのよそれでもたまに 淋しくなったら二人でお酒
小ぬか雨降る 御堂筋こころ変りな 夜の雨あなた… あなたは何処よあなたをたずねて 南へ歩く本町あたりに あなたはいると風の知らせを 背中で聞いてこんな…女がひと
逢う時には いつでも他人の二人ゆうべはゆうべ そして今夜は今夜くすぐるような指でほくろの数も 一から数え直してそうよ はじめての顔でおたがいに又も燃えるの愛した
こんなに別れが 苦しいものなら二度と恋など したくはないわ忘れられない あのひとだけど別れにゃならない 女の意地なの二度と会うまい 別れた人に会えば未練の 涙を
私の負けよ お手やわらかに今夜は逃げないわ悪魔のような あなたの腕に抱かれるつもりなの少々くやしい気もするけどあなたには とうとう落された一年も二年もふったのに
お久しぶりね あなたに会うなんてあれから何年経ったのかしら少しは私も 大人になったでしょうあなたはいい人 できたでしょうねお茶だけのつもりが時のたつのも忘れさせ
咲かせて 咲かせて桃色吐息あなたに抱かれてこぼれる華になる海の色にそまるギリシャのワイン抱かれるたび 素肌夕焼けになるふたりして夜にこぎ出すけれどだれも愛の国を
窓に西陽が あたる部屋はいつもあなたの 匂いがするわひとり暮らせば 想い出すから壁の傷も 残したまま おいてゆくわ愛をつぐなえば 別れになるけどこんな女でも 忘