光岡洋
ふたりの港町 – 光岡洋
夜の港の 舟だまり
なんで泣くのさ 心配ねぇよ
世間の風なら 仕打ちなら
俺が受け止め はねかえす
涙 潮風 ふたりの港町
ふたりあの街 捨ててきた
明日はどの街 なんとかなるさ
不幸になるなら それもいい
ふたり寄り添い 生きてゆく
それで いいだろ ふたりの港町
俺にやすらぎ くれるたび
涙つつんで 捨ててるお前
子供みたいと あきらめて
俺のわがまま きいている
ごめん ごめんよ ふたりの港町
夜の港の 舟だまり
なんで泣くのさ 心配ねぇよ
世間の風なら 仕打ちなら
俺が受け止め はねかえす
涙 潮風 ふたりの港町
ふたりあの街 捨ててきた
明日はどの街 なんとかなるさ
不幸になるなら それもいい
ふたり寄り添い 生きてゆく
それで いいだろ ふたりの港町
俺にやすらぎ くれるたび
涙つつんで 捨ててるお前
子供みたいと あきらめて
俺のわがまま きいている
ごめん ごめんよ ふたりの港町
波のしぶきで このツラ洗う黒潮ハガネの 腕っぷし東シナ海 西から東夢と魚を 追ってゆく海の男のヨォー ふるさと甑島(こしきじま)俺も十五で 島立ちしたが伜(せが
冬のカモメが 霙(みぞれ)にぬれて一駅過ぎても ついてくるどこか別れた おまえのようで途中下車した みなと町二つの恋に 揺れまどうおんなの涙が つらいから俺は黙
あばよ一つで 出てゆく俺を責めてくれるな 鴎の群れよいくら惚れても あの娘を船に乗せてゆけない カムチャッカ沖にゃなまじ一夜の 情けをかけりゃ辛くなるんだ 野郎