元田恵美

誕生日 – 元田恵美

自分の誕生日と 目覚めて気づいた
不思議なほどきれいに忘れてた 忙しいわけじゃないのに

記念日を造るのが 君は好きだった
過去に生きるタイプだねと言って いつも君をふくれさせた

なのに何故 今も独り 君の影を探している

特別な日や物や人 何一つ揃わない誕生日
それでも二度と君を悲しませない 気持ち生まれている

自分の美しさに 気付かず輝き
生きる人に 憧れるよなんて どこか矛盾してるけれど

去年の誕生日は よく眠れなくて
闇の中で 深く眠る君の 温もりに憧れていた

なのに何故 傷つけるの 誰のためのプライドなの

今二人包む世界じゃ ダイヤモンドも意味の無い物
かけがえのない物を見極められる 力で溢れている

君の部屋明かりが消えた 寂しさよりも大きな痛み
あの頃にまた戻ってゆくんじゃない 愛を育ててる
特別な日や物や人 何一つ揃わない誕生日
それでも二度と君を悲しませない 気持ち生まれている

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