佐野量子

ほんの少しのやきもち – 佐野量子

憧れのドレス 白いブーケ
いつもよりずっと遠い瞳

学生の頃語り合った
恋のゴール先に着いたあなた

テーブルを回る横顔には
優しい笑顔がとても似合う

人一倍さびしがりな
あなたの夢かなうときの岸辺

勇気を絞ってつかんだ愛の灯を
あなたらしく守って
まぶしいくらいに輝く愛の灯に
ほんの少しやきもち

思い出の歌や片想いは
二人の秘密のむかし話

零れ(こぼれ) 落ちる熱い涙
薬指におちて永久(とわ)に光る

雨が冷たくて風が強いときも
あなたらしく笑って
寄り添う二人のぬくもりを信じて
あなたらしく守って
勇気を絞ってつかんだ愛の灯に
ほんの少しやきもち………
まぶしいくらいに輝く愛の灯に
ほんの少しやきもち………
ほんの少しやきもち

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