佐伯一郎

命の酒 – 佐伯一郎

打(う)ちあけられず 人(ひと)にも云(い)えず
想(おも)いは よごと 増(ま)すばかり
笑(わら)ってくれるな 路地裏(ろじうら)しぐれ
自棄(やけ)に未練(みれん)が 身(み)を責(せ)める
男(おとこ)がひとり よろけてひとり
命(いのち)の酒(さけ)に すがりつく

諦(あき)らめきれず 逢(あ)いにも行(ゆ)けず
どうにも出来(でき)ぬ 苦(くる)しさよ
世間(せけん)のそしりに 逆(さか)らいながら
知(し)らぬ他国(たこく)の 居酒屋(いざかや)で
今夜(こんや)もひとり つぶれてひとり
命の酒を 流(なが)しこむ

遣(や)らずの 雨(あめ)に さらされながら
面影(おもかげ)ひきずり ちどり足(あし)
かなわぬ恋(こい)なら 夢(ゆめ)でもいいさ
せめて想(おも)いが 届(とど)くなら
涙(なみだ)で ひとり 明日(あした)もひとり
命の酒と ふたりづれ…

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