佐伯ユウスケ

7.5月 – 佐伯ユウスケ

みんなで遊んでるフリ 僕らはバレないように
ちょっと隠れてイチャついたり 目線そらしてみたり
夏の日に輝くブリーズ 年上の君からプリーズ
セミ達のやじと太陽の目が 僕をひやかしてる

一年前の失敗が やっと今肯定されたような感じだ
僕の理屈も卑屈も 君の笑顔にさらわれてしまう

飛び込んでいくのさ 燃える火の中
その声で仕草で いつの間に火傷してしまうんだ
叶わない恋なら そういう風に言っておくれよ ずる賢い君は
(Sun! Sun! Sun!) つかめそうで
(Sun! Sun! Sun!) 蜃気楼のように
(Sun! Sun! Sun!) 消え去ってゆくの

あの日カフェに入って来た君
ゆっくり流れる話し声に 寄り添って歩くベース
振り返らない僕だけど あの味思い出したくなる

タイムスリップする映画を観て
『してみたいね』って君が微笑む
古ぼけたビルも綺麗な草木も 君の未来を作るのに
僕はそこにいるの?

走り出してしまったら 止められないのさ
感情も抑止力も 君に奪われた人形だ
まだまだ熱くなるんだろうな 今日の君の笑顔が まぶし過ぎるよ
(Sun! Sun! Sun!) こっち向かないで
(Sun! Sun! Sun!) やっぱちょっと待って
(Sun! Sun! Sun!) ずっとそのまま動かないでいてくれ

(STOP!!)
赤い夏の太陽が思い出したくないようなあの内容
照らし出して影に変えてしまうよ 閉ざしたはずの幼い悲しみを
7月と8月の間でフラフラさまよう僕のサマー
それは砂時計のように切なくて
終わりを待つ為に始める I’m a loser.

みんなで遊んでるフリ 僕にもバレないように
君は薬指隠してた 僕はずっとわかってた

それでも
飛び込んでいくのさ 燃える火の中
その声で仕草で いつの間に火傷してしまうんだ
叶わない恋なら そういう風に言っておくれよ ずる賢い君は
(Sun! Sun! Sun!) つかめそうで
(Sun! Sun! Sun!) 蜃気楼のように
(Sun! Sun! Sun!) 見えそうで見えない
(Sun! Sun! Sun!) 大事な部分を
(Sun! Sun! Sun!) 隠したまま
消え去ってゆくよ

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