佐伯ユウスケ

日常 – 佐伯ユウスケ

あぁ 君といられたことは
どうしてなの?
理由などないのに 考えてしまう

あぁ 僕はあの時
どうしたら良かったの?
わかっていたとて何も
できやしなかったというのに

目に見えるものをおくれよ
こんな事実を受け止められるほど
僕の右脳は豊かじゃない
わかってる わかってるけど

悲しみ堪えて いつものように働いて
晩飯でも食えば 今日が終わる
そうしてくうちに 君がいないってことが
あぁ 日常になっていくのか
何よりそれが 一番こわいよ

愛なんて大それたことは
言うつもりはない
でも恋でもない これはなんだと言うんだろう

あのね 正直に言うけど
昨日の晩から 寂しくて泣いてる
暗い空気にしたいんじゃない
それもわかってる わかってるけど

悲しみ堪えて 強く保っていくのが
良いのか悪いのか わからなくなる
乗り越えたとしても そこに君はいないんでしょう?
なら この隙間 どうするんだよ
喜怒哀楽じゃ 埋められないよ

この悔しさも 時間が経ったら
綺麗に 風化してしまうの?
教えてくれよ 君はどうして欲しいの
独り善がりはもう 辛いんだよ

悲しみ堪えて 時に本気で笑ったり
ただ幸せを願ったり 忙しいよな
そうしてくうちに 君がいないってことが
生きるためのタスクに 足されてゆくんだ

悲しみ抱えて 何食わぬ顔で
今日も過ごす僕ら 慣れたもんだな
君はいないけど 心にずっといるなんてさ
それが 君と作る日常なら
悲しみ連れて 頑張ってみるよ

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