伊藤敏博

  • 旅のほとりで – 伊藤敏博

    いつかまた来るとつぶやいてみる寂しさがすこし心しめらす出逢いと別離の想い出みやげに時の舟にのり明日へ旅立つ せめて今だけは 旅のほとりに心 とめさせて 夢を見させてせめて今だけは 旅のほとりに心を浮かべて 揺れていさせて 誰のものじゃないわたしの人生哀しみ幾つか越えてきたけど振り向けばいつもあなたの笑顔に守られてたから今日に出逢えた そうね いつだって何処にいようとあなたがわたしの愛のぬくもりそう…

  • こちら夢通り – 伊藤敏博

    空を見上げれば 季節の風が揺れる水に浮かんだ花びらは どこへ流れていくの自転車の音カチャカチャと買物帰りのひと 微笑んだこちら夢通り子供の頃にクレヨンでかいた景色が そこにある 市場を抜ければ 石畳の路地ちいさな空に一筋の 夕焼け雲流れるいたずらっこの声響き屋根の上の猫 目をさますこちら夢通り忘れかけてた子守唄歌ってくれる人がいる ひとりぼっちに疲れたらいつでもこの街 来てごらんこちら夢通り子供の…

  • 一千年浪漫 – 伊藤敏博

    はかないからでしょう まぶしさは消えて行くからでしょう あの輝きは キラキラ 暮れてゆく 黄昏の海を見てたら 涙がとまらない AH 夏はゆく 腕の中 抱かれても… はかないからなの 切なさは消えて行くからなの このぬくもりは 生命(いのち)に似てるねと つぶやく貴方の瞳に 花火が砕け散る AH 夏はゆく 欲しくなる 永遠を… 死んだらどうなるの そんな事ふと考えてしまう 愛しすぎると 果てしない時…

  • 青春18 – 伊藤敏博

    花吹雪の向こうで 手を振る人がいるやわらかな陽射しの中涙ぐむ人がいる 泣いたり笑ったりが 時を巡らせてきた三年ドラマも終わり 喝采で幕降りた 思い出も制服も 脱ぎ捨てて住み慣れた 少年の日に おいてゆけ今はただ夢だけ その身にまとい終わりのない 旅路につけ 発車のベルに振り向く街に灯がゆれる愛しい人々達よ 笑顔のままでいて 過ぎて行く昨日より訪れる明日がいい夜汽車は 夜から朝へと新しい夢つなぐ 繰…

  • 景子 (ニュー・アレンジ) – 伊藤敏博

    私達お似合いの 恋人と呼ばれてたんよ二人して夢ひとつ 見つめ心つないでたんよ 過ぎ去って行く季節 叶わんのんが夢なんやとくり返し教えても あきらめんかったは嘘やない 私 女やから いつまでも待とうと 決めてたんやいかんのんか いかんのんか 恋人のままじゃ いかんのかあのひとの唄 聞いた人みんな 涙流してくれるまで それやのに父さんは あのひとを家に呼びつけて永過ぎる 春はいつ 終にするんか責めよっ…

  • 長距離コール – 伊藤敏博

    長距離電話を 何度かけてもそのたびコールの途中で 想いとぎれるのまぶた閉じて 貴方うかべて何故と言える ひとりごとなら愛しすぎた時に 哀しみは始まる遠すぎた夢にも ため息をかけてく いつか話してた 早くこの街に来いよ深夜レストラン 連れて行くからとあれが嘘と 思えるほどのすき間 胸につくれない まだ信じすぎた時に 哀しみは始まる色づいた想い出 モノクロに染めてく 愛しすぎた時に 哀しみは始まる振り…

  • 風色ろまんす – 伊藤敏博

    不思議だねめぐり逢い同じ夢を追いかける 「心が少し疲れてきたから二人で旅にでも 出かけようか」「貴方は風が 似合いそうだからそよ風 生まれる町にでも」 遥かまだ見ぬ ロマンスにときめいて過ぎて行く景色達と じゃれあいながら 不思議だねめぐり逢い 夢ふたつ重ねながら素敵だねこうして 同じ風に吹かれてる 「故郷でもないのに 旅の空は流れる雲さえも 懐かしいね」「大人になって 忘れてしまった子供の心に …

  • 君にもう一度 – 伊藤敏博

    変りかけたシグナルを一息に横切り君は今 少女のままでキラメク街 駆け出してく 背中を照らす陽射しを白いシャツに受けて踊るように 夢の続きを見つけに行くんだね Shining Youサヨナラはふたりのページをそっとめくるための風終わりじゃないのさ もう一度 出逢えたらもう一度 微笑んで別れた僕をちょっと悔しがらせておくれ 君のぬくもりが残る左の指先がポケットの中でほんのり涙のような汗をかいた 振向い…

  • 旅の途中で – 伊藤敏博

    サヨナラは言わない 昨日の私に時の流れ少しだけ 止めさせて心の中はいつも 同じ色の海いつか巡る季節さえ 失くしてた 遠い汽笛 誘うままはるか彼方の 風に吹かれてひとり 旅の途中でしたためる 貴方への便り昨日までの日々が とても愛しい 出逢いと同じだけ 別離もあるけどそれと同じ数だけの 想い出がある巡る季節の中で 人もまた旅人心の内(なか)のぞかせる 旅の宿 ひとりきりより 二人がいい想い出だけの …

  • 一枚の切符から – 伊藤敏博

    ああ 一枚の切符から 又 旅を始めようあなたに出遭うために 又 旅を始めよう 空を舞うのは 風を恐れずにつばさ広げた 鳥だけ都会(まち)のテラスで 見上げた空がふいにささやきかけた 気がして 時は道行く 人たちのコート無理にぬがせて 微笑む手と手つないだ 恋人達を一度ほどいて 想いをためすように 他のだれより あなたを誘って本当は行きたい 旅立ちだから忘れないよ おもかげ連れて行くから ああ 一枚…

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