伊禮俊一

  • オクラレルカ – 伊禮俊一

    歌うたう僕のことを遠く見てる懐かしい顔突然の再会にかける言葉見つからなくて 二人でいたころ僕の心に夢が生まれて大きなこの憧れにただ胸がいっぱいだった 不器用に別れを伝えて泣く涙目の君に優しく言葉もかけられぬまま あの恋が終わった 変わらないねセミロング小さな目も笑った顔もまるで時を巻き戻して会ってるようなそんな気分さ 心に探していた切ない気持ちの理由をたった今みつけたんだ上手く言葉に出来ないけどね…

  • シェリー – 伊禮俊一

    シェリー 俺は転がり続けてこんなとこに たどりついたシェリー 俺はあせりすぎたのかむやみに何もかも 捨てちまったけれど シェリー あの頃は夢だった夢のために生きてきた 俺だけどシェリー おまえの言うとおり金か夢か わからない暮しさ 転がり続ける 俺の生きざまを時には涙をこらえてささえてる シェリー あわれみなど 受けたくはない俺は負け犬なんかじゃないから俺は真実へと歩いて行く シェリー 俺はうまく…

  • 埋もれた言葉に夢を探して – 伊禮俊一

    探し物が見つけられず 迷って選んだ色を並べた誰かの道なぞってみても何かが違うとわかってるのに 悩んで徹夜して作ったこの歌も ちょっと違うねって言われ終わるからやけに間がさしてノートまで捨てちゃって 痛い目を見てまた書き綴る 手を伸ばして届かなくて追いかけても掴めなくて今は儚い夢だとしてもきっといつかは奇跡に変えて OH今日も僕はこのノートに書くよ 埋もれた言葉に夢を探して わかっていたずっと前から…

  • 幸せだってこと – 伊禮俊一

    人は皆急ぎ足で 歩いてどこへ向かうんだろう?道端に咲いた花や 草木も見落としてしまう 「もっと!もっと!」背伸びしたり 「早く!早く!」急かされてばかりだけどその行く先に 何が待ってるっていうんだろう きっと完璧なものなんて この世の中にないと思うから少しぐらい肩の力抜いて ありのままで いればいい大切なのは きみが幸せだってこと 時には遠回りして 知らない道を歩こう忘れてたこの気持ちや 決意を思…

  • チャンプルー・アイランド – 伊禮俊一

    波にゆれるティーダの光 どこまでも続くオーシャン三線片手に釣糸たらして 捕れたのはハリセンボン のんびり時が流れてる ワシタ平和な島オジィ・オバァもチャー元気子供が隣でまた生まれた!! ジャパニーズ、アメリカン、チャイニーズ、ラティーナ混ざり合うチャンプルー・アイランドそうさ僕らは 国際的なネイティブ・ウチナンチュー 世界遺産に目もくれないで 眺めてるビキニねぇチャンコンパに誘われて羽目はずしても…

  • 飛んで – 伊禮俊一

    ねぇ これ以上 ねぇ 黙っていないでもう何だっていいから 僕にぶつけてよ 逢えない日々の中で 不安だけが過ぎて行く返す言葉もなく 電話で泣いていた君に何も出来ずに 飛んで今すぐでも 逢いに行けたなら君の涙を拭いて 笑わせてあげるのに もう少しだけ自分に納得が行くまで一生一度きりのこの夢を追い続けていたい 迎えに行くと言って もう三度目の秋が過ぎた紅葉が舞う道を二人で歩いてた あの日告げた約束 飛ん…

  • 倫々々 – 伊禮俊一

    倫々々と風鈴の音がまた夏を遠ざける さよなら呟いて去っていった君よ倫々々と秋風の懐かしきあの調べ 悔やめど月影はありし日のまま 別れを惜しむ花火の光 水辺に揺れる二人の心ゆかた姿のきみは夕凪 袖の香りに夜露が落ちる 芒(すすき)の唄にひとときの夢 気づいたらもう夏が過ぎてゆく 倫々々と空高く舞い上がる鳥たちは 夕日を仰ぎ見て暁を待つ倫々々と風鈴の音がまた君を想わせる 儚き浮世の運命と知って… 夜風…

  • 花よ – 伊禮俊一

    花よ花よ 其方が咲くは愛しき人の胸の畔(ほとり)さすれば私 さされる土となり雨乞いを唄いましょう花よ花よ 其方が揺れるは 恋しき人のゆるい吐息さすれば私 流れる雲となり 途方に暮れてみましょう 月より降りし光が 照らす口の赤い紅私の知らない人へ 会いに行くと髪揺らし 片道の恋 カタツムリの決意 伝えきれない意気地のない声小さな願い 夢のまた夢なら せめて一つの記憶になりたい 花よ花よ 其方が咲くは…

  • そこで生まれた僕のうた – 伊禮俊一

    遠く遠く聞こえてくる 僕が生まれた鳥のうた強く強く響いていけ この場所で生まれた僕のうた サトウキビの畑の中 見つかるまいと息ひそめかくれんぼ傷だらけの手足のまま 日が暮れるまで駆けまわるあの日の僕 手を伸ばせば届きそうな 空に浮かぶ雲を追いかけた 遠く遠く聞こえてくる 僕が生まれた島のうた深く深く胸に宿る この場所で生まれた僕のうた 見たことのない知らない世界 好奇心でこの胸はいっぱいであの頃僕…

  • 夏が来た! – 伊禮俊一

    「夏が来たよ!」と大騒ぎで 島の蝉たち鳴いている空も海も青く広がり みんなで泳ぎに行こうかねぇ~!太陽(ティーダ)照らす白いビーチで 波に揺られて遊びましょう日焼けなんて恐くないさ だってもともと黒いんだからぁ~!!イェ~イ 「夏が来たよ!」と大騒ぎで 島の祭りが呼んでいる三線を弾くおじちゃんが 僕の家にもやって来たぁ~!ウチワ片手に舞うれ舞うれ オジィもオバァも みんな踊れ島の仲間よりリズムに乗…

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