伊奈かっぺい

人生を語るにはまだ白い – 伊奈かっぺい

風が吹いたら 吹いたよに
風を背中に 歩いてきたさ
流されて 放されて
これが自分の生き方と
誰に遠慮がいるもんか
死ぬまで笑って 酒 飲んで
風に吹かれて 生きてやる
蒼穹を着て 緑を枕に
生きてはきたが
生きては行くが
人生を語るにはまだ白い
雨が降るなら 降ったよに
雨を頭(かしら)に 歩いてきたさ
儚なくも 移ろいて
問われた時には
応えもするが
この道は 吾の道
死ぬまで笑って花を誉(め)で
雨に打たれて生きてやる
蒼空を着て 緑を枕に
生きてはきたが
生きては行くが
人生を語るには まだ白い

蒼空を着て 緑を枕に
生きてはきたが
生きては行くが
人生を語るには まだ白い

人生を語るには まだ白い

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