人間椅子

宇宙遊泳 – 人間椅子

誰も知らない丘の上 夜の帷(とばり)が降りてくる
何て真白なこの宇宙 何て独りなこの僕だ
夏の終わりの蜉蝣(かげろう)は 幼き日々の蒲団の匂い
一つ二つと流れ星 時の静寂(しじま)に語りかければ
遠く銀河の彼方から 妙(たえ)なる調べ転(ころ)び出し
音の波間の誘うまま
そして始まる 宇宙遊泳

箒(ほうき)の尻尾またがって 遥(はるか)か眼下を眺めれば
恋人達のさんざめき 母は我が子を待ちわびる
月の兎も飛び廻り 馬頭星雲そこまで駆けっこ
有為の奥山けふ越えて 2億光年乙女座辺り
花も恥じらう手弱女(たおやめ)に 星の冠捧げよか
天の河では水を浴び
泳いで行ける どこまでも

名前も知れぬこの星は 名前もいらぬ人ぞ住む
服は鈍(にび)色身は黄金(こがね) 楽の音(ね)をもて会話する
争わず 疑わず 絶えることない頬笑と
愛し合い 歌い合い 変わることない平穏の
何て静かなこの宇宙 何て小さなこの僕だ
故郷(くに)じゃ今頃鬨(とき)の声
やがて降り立つ 丘の上

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グスコーブドリ – 人間椅子

イーハトーヴが 彼の故郷はるか遠くの ちっちゃな星座光を越えて 輪廻を抜けて人の形で 地上に降りたさようここは地球オーイオーイオーイブドリは泣いたオーイオーイオ

今昔聖 – 人間椅子

今は昔の荒れ野で聖は泣いている聴く人もない祈りをひたすら誦(よ)んでいる暗闇で眠り続ける皆様方よ光明を怖がらないで目を開くのじゃ進め 進め 雄牛のように進め進め

地獄のロックバンド – 人間椅子

ギターは鎌 亡者を呵責の刻みベースは斧 頭蓋を非情の破壊ドラムは鎚 残滓を狂気の乱打歌は裁く稲妻 冷徹の火 断罪地獄のロックバンド冥界のロックバンドギターは鎌 

愚者の楽園 – 人間椅子

何も持たないことってきっと素敵なことさ家や車や財産たぶん愛もそうだろう金の亡者たちならここにうじゃうじゃいるぜいつも損しちゃないかと人を呪ってばかり持てば持った

胡蝶蘭 – 人間椅子

朝靄(あさもや)と語り夕立と歌う健やかにただ咲いた愛しい花よ静けさを愛し偽りは知らず喜びにただ満ちるつましい花よたなびく白い雲はあなたの腕(かいな)そよ吹く東風

泣げば山がらもっこ来る – 人間椅子

おらは山出し田舎者(いながもん)だ字だって知らねじゃだども話コしかせでやる一つ聞いでけ山さカラスが帰るのだばおめも分がるべ人も夜には寝ねばまいね寝ねんでいれば山

悪魔と接吻 – 人間椅子

真っ黒な薔薇で 俺を打(ぶ)ってくれ滴る血潮で 息もつけぬほど不埒な言葉を 傷に塗りたくり昨日の俺とは 他人にしてくれ夢から醒めない明日が見えない悪魔と接吻アブ

春の匂いは涅槃の薫り – 人間椅子

春雷が僕を呼ぶよ冬が過ぎ春は来やる明け方に凍えるよに苦しみは朝の徴(しるし)春雨が舞を舞うよ大空の広い舞台 野や山を祝福して僕たちは生まれ変わる晴れ上がった宙を

ギラギラした世界 – 人間椅子

第三次元の世界がそろそろ終わりに近づいたんだぜDNAから聞こえるぼちぼち体を脱ぎ捨てようかなほら 醜いものや卑しいものが蒸発するよそう 恐ろしいものも無くなっち

光へワッショイ – 人間椅子

君は日輪の眼を見たかはたと革命を待つ瞳僕らが生まれてきたのは光になるためだから遠くへ はるか遠くへ飛ぶんだ光へ ワッショイ明日へ ワッショイ未来へ ワッショイ彼

阿呆陀羅経 – 人間椅子

炎がメラメラ心はカラカラ頭はグラグラ体はフラフラ六根清浄(ろっこんしょうじょう)針の山修羅の道行く一人旅にっちもさっちもいかない煩悩愛とはトキメキ然してオウノウ

あゝ東海よ今いずこ – 人間椅子

波を遥けく東海の瑞穂たなびく葦原(あしはら)の美(うる)わしの 憧憬の御国天を敬い人和して分をわきまえ身を譲る微笑みの 礼節の王土あゝ東海よ あゝ東海よあゝ東海

沸騰する宇宙 – 人間椅子

宇宙が回転する 新しい時代へエホバの画策した 偉大なる円陣大地は屹立する 天からの号令で全地は覚醒する 生命の意味ソドムとゴモラの 安らかにあれ肉体(からだ)も

衛星になった男 – 人間椅子

さあ 近付いた オールトの雲ああ 呼んでいる 光の子供の調べ出ようと思うんだ 広い世界へとまやかしのない エルドラドへと人のためは 僕のためさ空の果てへ いざ行

人生万歳 – 人間椅子

すべては君の思うまますべては君のなすがまま怒【いか】ればさらに怒られる笑えば笑みに包まれる単純明快 面白き哉痛快千万 素晴らしき哉 人生万歳!すべては君の願うま

月のモナリザ – 人間椅子

永久に 背を向けた 月の裏には悠久を 閲【けみ】しきた 霊廟がある人類の 曙の 遥けく昔彼方より 飛来した 客人【まれびと】の墓夜を 見守れよ星を 光らせよ永遠

蜘蛛の糸 – 人間椅子

ここはどこじゃいな硫黄華【はな】咲く徒【あだ】し野の闇に木霊する嗚咽【おえつ】慟哭【どうこく】すすり泣き地獄ジャナイカ助ケテオクレ無体【むたい】ジャナイカ打【ぶ

十三世紀の花嫁 – 人間椅子

ルルル 心に灯【ともしび】をルルル 面に微笑みをああ なぜに 人は 迷うルルル 心に灯【ともしび】をルルル 面に微笑みをああ なぜに 人は 迷う百万遍の悔恨の涙

新調きゅらきゅきゅ節 – 人間椅子

男子たるもの 生まれたからにゃ(きゅっきゅきゅーきゅっきゅきゅー)きっと本懐 遂げなきゃならぬ(きゅっきゅきゅーきゅっきゅきゅー)たんと苦労の 荊【いばら】の道

ねぷたのもんどりこ – 人間椅子

頭割られて飛び出す目玉矢尻【やじり】えぐって潰れる目玉鴉つついて転がる目玉土にドロリとこぼれる目玉空が鳴る道が沸く火が踊るじゃわめく血ねぷたのもんどりこヤレヤレ

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