井上緑

  • サボテンの育て方 – 井上緑

    昼間と夜は変わらず 変わらずに入れ替わり砂漠の中をひたすらに ひたむいて歩いてく遠くを目指せば目指すほど 足はとられていく鋭いトゲが僕を刺す 水も飲ましちゃくれない 汗も涙も乾いていくばかり笑えや笑え 唇割れるまで光が射せば 影は濃くなる分かっていたろう また見ないフリ 走れ 走れ 打て 打てダイヤを描け 砂漠の街にダイヤを描け 砂漠の街に 風邪をひいてしまうかも 夜は冷え込むから街灯なんかありゃ…

  • Stand by me – 井上緑

    お願い ダーリン 僕の側にいて喧嘩した夜も 笑った朝も ずっとずっとお願い ダーリン 僕の側にいて不甲斐ないけど 話もひとつも面白くないけど側にいてよ ねぇ 君なんか居なくなっても 平気だよ僕には音楽があんだよ だから居なくなっても心配ないぞそんなことばかり言って でも今日は正直に今日は正直に 歌うよ 歌うよ お願い ダーリン 僕の側にいて喧嘩した夜も 笑った朝も ずっとずっとお願い ダーリン 僕…

  • ヒーロー – 井上緑

    紫色の月をめがけ 右足の靴を飛ばしたら鉛みたいな雲が晴れて あの子もきっと笑えるよね頭の頭の奥の方から聞こえる 僕の名前を呼ぶ声がその声の声の声のする方へと 耳を塞いで走るのさ ヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っているまだ、死んじゃいないヒーローは校庭で待っている ヒーローは校庭で待っているまだ、今も月明かりの下でギターを弾いている 紫色の月をめがけ 左足の靴も飛ばしたら魔法みたいな…

  • アイコトバ – 井上緑

    私 邪魔かな私 邪魔かなあなたの夢に 私は邪魔かなあなたの歌に 私はいるかなあなたの歌に だってファンの子だってたくさんいるし仲間と毎日遊びたいだろうし楽しいことがたくさんあるでしょう私のことも要らなくなるかな ねぇ歌じゃなくて 目を見て言って私が好きって 目を見て言ってよ お願いねぇ歌じゃなくて 目を見て言って私が必要って 目を見て言ってよねぇお願い ダーリン 私の為だけに 言葉をちょうだいあり…

  • ふわふわり – 井上緑

    ふわふわふわり ふわふわふわり誰にも知られないように大空へふわふわふわり ふわふわふわり夢の中にいるみたいで あーなんか眠くなってきたな 決まり手はコップ一杯の涙と一粒の優しさです夢のこと思い出して涙でかかった虹の向こうへ そろそろだ そろそろだ 向こうからサイレンが響く段々と だんだんと 小さく低くなって行くあの歌に耳すませ ふわふわふわり ふわふわふわり誰にも知られないように大空へふわふわふわ…

  • マンゴーロック – 井上緑

    俺たちゃ陽気な マンゴーロックさっぱりさわやか マンゴーロックすっぱい甘さで マンゴーロックソーダで割らずに マンゴーロック 太陽さんさんキラキラロックンロール 薄まってたまるか マンゴーロック男の切れ味 マンゴーロックグイグイ いけるぜ マンゴーロック飲み過ぎ注意さ マンゴーロック 可愛いあの子にいいとこ見せようぜ だけどたまに甘えたい夜もある。そんな時は、ミルクを頂戴。甘いマンゴーミルクを そ…

  • 恋に生きる – 井上緑

    私 恋をした 私 恋をした生まれて初めてです 私 恋をした 気付けばあなたを見るのが日課です会えるのが嬉しくてただ話せることが幸せであなたの声が私の胸をつつく胸がきゅって、きゅって、苦しくなるのあなたに届けたいこの気持ちを綴るそうきっと きっとこれが恋なの 恋をして恋をして恋をして 生きる今の私のすべて それが恋なの恋をして恋をして恋をして 生きる今の私のすべて あなたにあげる 私を見てねぇ 私 …

  • 花束 – 井上緑

    ハイライトの煙に巻かれた沈む夕日は霞んで見えるのさ僕はどうかな?その目にどう映る?そればかりが今の気がかりさ 不安が景色を歪ませぬように歌声が霞まないようにこの涙が雨になり、降り注ぐそんな未来をその雨で、芽吹く小さな芽を花にして届けよう ハイライトの煙に巻かれて沈む夕日が滲んで見えたのさ徐々に蝕む夜に怯える今の僕は、本当はどう見える? まぶたを、下ろしてしまわないように光を見失わないように この溜…

  • 大丈夫 – 井上緑

    頑張ってる君に「頑張れ」って酷だよな気の利いた言葉 何かないかな頑張れ以外の 言葉を探してさ僕なりのエールを歌にするよ。 大丈夫、大丈夫。無責任で悪いけど 君ならそんな気がするよ。なんとなくだけど。そんな気がするよ。 「お前に僕の何がわかるんだ」ってさ言われたら僕も困っちゃうけどそれでも見えるのさ、少しくらいはさ。頑張ってる君の日々のこと。 大丈夫、大丈夫。無責任で悪いけど 君ならそんな気がするよ…

  • 電車は走る – 井上緑

    夕暮れの電車に乗って僕は行くよどこまで行くかはまだ決めてないんだとりあえず行けるところまで行こうと思うよもう大丈夫 ここで大丈夫 格好つけてはみたものの 右手にはひび割れたiPhoneやっぱり繋がりは捨てたくないんだ 電車は走る どこまでも 遠くまで 僕を乗せて電車は走る いつまでも 甘ったれのこの僕を乗せてどこまでも連れてってくれるのさ さてと次はどこの町で降りようかな聞いたこともない 駅を通り…

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