五条哲也

  • 大阪グッバイ – 五条哲也

    大阪グッバイ 泣いたらあかんもうすぐ この街 離れるつもり雨にくすんだ街 想い出も濡れるあんた 好きやけど サイナラしよう街はいつでも 他人同士のドラマみたい夢を覚まして 涙を拭いて 大阪グッバイ 大阪グッバイ 川面が揺れるどこまで 流れて 心は変わるすぐに夜明けの空 この雨も上がる心 ちぎれても 別れを決めた愛はいつでも 寂しがり屋と 背中あわせ夢を覚まして 涙を拭いて 大阪グッバイ 街はいつで…

  • 紫苑の花が咲く頃 – 五条哲也

    羊を数えて 眠った昔に戻るだけ 長い夜愛していたから ほんとの気持ちが言いだせず いたんです吹きすぎる風の中 抱(いだ)きあうぬくもり気づけば終ってた 終ってた…恋そして… そして… そして…紫苑(しおん)の花が咲く頃 くちびるはなして みつめる瞳はやさしさで みちあふれ運命なんだと あきらめられずに泣きぬれて 夜を明かすあなただけ強い手で 離したくなかった背中が遠去(とお)ざかる 遠去ざかる…恋…

  • まよい川 – 五条哲也

    胸にくすぶる おもいでを並べてくずして いる私雨の降る日は 無性に逢いたいあんなにいいひと ふたりといない行きつ 戻りつ 迷い川 指でつまめる ささやかなしあわせそれさえ なくていい雨のしずくが 鎖になるなら縛ってください ほどけぬくらい夢も 濡れます 迷い川 誰に語れば よいのやらお酒が相手を してくれる雨よ叱って おんなの我がままさだめがあるのよ わかってるでしょ未練 流して 迷い川 人気の新…

  • 隠れ酒 – 五条哲也

    上手く世間を 渡れずにもがく男の 迷い道愚痴るわけには いかないと悔し涙を のみ込んでひとり屋台で ひとり屋台でああ 隠れ酒 酔って暴れる この胸に諭(さと)す優しい 母の顔拗ねるわけには いかないと自分で決めた 道だものグッと我慢の グッと我慢のああ 隠れ酒 何処を歩いて 行けばいい暗い夜空に 星ひとつ自棄(やけ)になったら いけないとコップに映る 泣き笑い明日を信じて 明日を信じてああ 隠れ酒…

  • 別離…愛の嘘 – 五条哲也

    女だけを乗せて行く汽車がもし あるなら私乗せて くれますかあてもないままに別れてきたの あの人と奪いあうなど 出来なくてそうよ この嘘 愛の嘘死ぬほどほしい あの人だけど私は…旅立つ 紅いルージュ直します汽車の窓 映してこれで良いと つぶやけばからみ泣く汽笛あきらめつけて 部屋の鍵沈めるつもり 遠い海そうよ この嘘 愛の嘘しあわせ祈る 涙を抱いて私は…旅立つ あぁ…愛の嘘 つらいけど明日(あす)を…

  • 旅路の花 – 五条哲也

    北を流れて はぐれ酒元気をお出しと お酌する根室の港に 咲いていた別れた女と 瓜二つその笑顔 その声が 懐かしいアケミという花 旅の花 永遠(とわ)に逢えない 姉さんが帰ってきたよな 故郷訛り小樽の港に 咲いていた幼いあの日の 思い出が夕焼けの 潮風の 夢に酔う純子という花 旅の花 つらい人生 歩いたか俺らの淋しさ なぜわかる函館港に 咲いていた何かが始まる コップ酒呑むほどに 酔うほどに 泣けて…

  • 桜並木の向こうに – 五条哲也

    人は生きる長さじゃないそれを教えてくれたのかこの桜並木の向こう側にきみは逝ってしまったけれど眩(まぶ)しい 微笑みそれを失くしてやっと気づくひゅうひゅうと散る花びら舞い落ちる命よゆらゆらと残る花びらみんな桜のひとひらだから 力いっぱい生きるんだそれを教えてくれたのかこの桜並木の向こう側に誰もいつか消えてくけれど抱き合う ぬくもりそれがなくてもきみはいるよひゅうひゅうと散る花びらなお生きる命よゆらゆ…

  • 恋愛探し – 五条哲也

    ほんとの恋ってなんだろう心がときめく切ない想いモテモテ男のきみならば遊びでいいさというだろうでもね……遊びじゃ見えないものもある恋愛探しは楽じゃないやれるもんならやってみな失敗したっていいじゃないか涙の数だけデッカくなれる ほんとの愛ってなんだろう命をかけてもつらぬく想いモテモテ女のきみならばお金も大事というだろうでもね……お金で買えないものもある恋愛探しは楽じゃないやれるもんならやってみな傷つく…

  • あきらめ上手 – 五条哲也

    愛したことに 嘘はないけれど隠せはしないわ 世間(ひと)の眼に男のあなたは 将来(あす)があるちいさな噂も 傷になるだから別れて ゆくけれどあきらめ上手な 女と云わないで あなたとふたり ひとつ屋根の下できれば暮らして みたかった過去あるおんなは 幸福(しあわせ)になってはいけない 運命(さだめ)ですだから綺麗に 身をひくのあきらめ上手な 女と云わないで 最後の恋と あの日決めたからあなたの他には…

  • 待子は神戸で泣いてます – 五条哲也

    世間知らずの 泣き虫に惚れたと言ったわ やさしく抱いた今日はひとりの メリケン波止場あなた今頃 どちらの港待子は神戸で 泣いてます きっと帰るの なぐさめがせつない霧笛に 消されたあの夜海の男は 気まぐれ鴎知っていながら 尽くして燃えた待子は神戸で 泣いてます 淋しがり屋の あの眸(ひとみ)探してさまよう 南京町(なんきんまち)よ長い旅路に 疲れた時は錨おろして わたしの胸に待子は神戸で 泣いてま…

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