五代ショウ

  • 中州悲恋街 – 五代ショウ

    出口の見えない 恋はごめんだあたしが女で あんたが男それだけだろたったそれだけ…那珂川(なかがわ)に 映る迷いの口づけ水面はただ 見つめている明日(あす)を失くした 幻最後に… 抱いて中洲悲恋街 靴擦れをした ヒールを捨てて似合っているよな 似合わないよなあたしらしい生き方するさ…好いとうよ あんた優しすぎる人バカねこんな 女のため夢は捨てたら いかんばいさよなら… あんた中洲悲恋街 沈まない ネ…

  • 片割れグラス – 五代ショウ

    破れた障子を すり抜ける潮風(かぜ)が心に 沁みる夜(よる)今夜もひとり 帰らぬ男(ひと)を浜の酒場で 待ち詫びる飲めば飲むほど 夢に酔い涙ぽろぽろ 涙ぽろぽろ 片割れグラス 揃いのグラスを 傾けて肩を抱かれて 飲むお酒しゃがれた声の 憎まれ口が今じゃこんなに 恋しくて酔えば酔うほど 寂(さび)しさに浮かぶ面影 浮かぶ面影 片割れグラス 霧笛が啼くたび 振り向けばどこか似たよな うしろ影おんなの明…

  • おふくろの手 – 五代ショウ

    夕焼け空を 見るたびに子供の頃が 蘇(よみがえ)る生意気ばかり 言っていた昔を 今は悔やんでるああ こんな日はいつも一番恐くて 優しかったおふくろの手を 思い出すのさ褒める時も 叱る時もありったけの愛を込め包んでくれたね あの手を 忘れない 喧嘩を責める 訳じゃなく負けても泣いちゃ ダメと言う転んだ時は 立ち上がり進めばいいと 笑ってたああ これからは俺がこんなに弱くて 皺だらけのおふくろの手を …

  • 三日月ララバイ – 五代ショウ

    廊下に響く 靴音が隣の部屋で 立ち止まるお前じゃないと 知りながら心の隅で 期待した三日月ララバイ ララバイ寂しい胸に 突き刺さり今夜も 眠れそうにない馬鹿だな俺は 馬鹿だよな自分で捨てた 恋なのに… 悔やんでみても 遅いけど甘えてばかり いたんだな残していった 合鍵がチリンと鳴った 気がしたよ三日月ララバイ ララバイ寂しい横顔(かお)に 見えてきて今夜も 眠れそうにない今頃どこに いるだろか幸せ…

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