久保田早紀

葡萄樹の娘 – 久保田早紀

あどけない眼差(まなざし)には 気をつけなさいね
恋など知らぬそぶりで 近づいてくる
あの娘(こ)は少女の顔 心は魔女なの
男と女で笑顔を 使い分けるわ
葡萄樹の葉陰に立ち 誰かを待ってる
また一人若者が 魂(たましい)を失くす
ブロンドの髪を ときながら
つぎの獲物を 待ってる

あの人はもて遊ばれ 村を出て行った
私を愛した日々の 夢も失くして
葡萄が実る頃は 今でもつらいわ
秋には花嫁衣装を 着るはずだったから
葡萄樹の葉に隠れた 昼下がりの恋
また一人若者が 魂を失くす
あの娘の 浮気な笑い声
風の間(ま)に間に 聞こえる

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25時 – 久保田早紀

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異邦人 – 久保田早紀

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シャングリラ – 久保田早紀

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1999 – 久保田早紀

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長い夜 – 久保田早紀

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アルファマの娘 – 久保田早紀

七つの海から 帰る男たちでにぎわう港に また来ていた今日もあの人の 噂ひとつも耳にすることもない船乗りには 恋するなと昔パパが 私に言ったわ“アルファマでは よ

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レンズ・アイ – 久保田早紀

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