中村悦子

秋間路の春 – 中村悦子

頑固な顔してョー 妙義の山が
のぞき見ている 秋間の春を
茶店の椅子に 腰かけて
夢見心地に 酒くみかわす 仲間たち
久し振りだね 十年振りだね
幼なじみの 風に吹かれるふるさとよ

梅林(はやし)で呼ぶのはョー あの娘じゃないか
花を散らして うぐいす渡る
嫁にも行かず 待ってたと
噂話を ホロリと胸に 流し込む
逢ってみたいね 逢うのはよそか
幼なじみの 風に吹かれるふるさとよ

都会の暮らしでョー 忘れた希望(ゆめ)を
思い出させる 九十九(つくも)の川が
子供の頃の 影踏んで
笑い話を 咲かせて歩く 秋間(やま)の道
春はいいよね ほんとにいいよね
幼なじみの 風に吹かれるふるさとよ

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昼顔 – 中村悦子

人通りの 少ない道であの人は 見ていた昼顔の白い花 愛しげに時は街を変えて人を変え 心も変えてゆくだけどあの人は 今も私の隣を歩く思い出の つまった道は今では車

上州路 – 中村悦子

雷響いて 稲妻が走りふいの雨打つ 上州路一生そばで 守るよと誓ったあなたは 遠いひと今も聴こえる あの日の声があの節が~ハァー上州名物 かかあ殿下本当は 働き女

湯の郷つづり – 中村悦子

石の階段 湯の香り榛名に抱かれて 浮かんだオアシス父と手を振り 曲がった路地は夢二が旅した 情けの街道(みち)か伊香保湯の街 癒やしの郷よ利根の源 谷川の雪解け

風の海 – 中村悦子

波のしぶきと 頬打つ風と胸を突き刺す 別れの言葉おまえは一人で 生きてゆけるさ遠くで幸せ 祈るよと心変わりは 気づいてましたあなた恋しい 風の海海が叫んで 潮風

妙義山 – 中村悦子

峨峨(がが)たる巌(いわお)連(つらな)りて虚空(こくう)に峙(そばだ)つ妙義山夏来て聞けば時鳥(ほととぎす)麓(ふもと)の若葉の蔭に鳴く石門(せきもん)高く白

湯の郷つづり part II – 中村悦子

ロマンチックな 街道はこころ和ます 旅の道四万(しま)に沢渡(さわたり) 老神(おいがみ) 草津湧き出るお湯の おもてなし恵み 上州 湯の郷つづり世界遺産の 絹

まゆの思い – 中村悦子

私は群馬で 生まれたまゆです上州富岡 鏑(かぶら)川大きなレンガの 建物で美しい絹糸になりました御雛様みたいな 姉さまの白い手につつまれ 紡がれたシルク シルク

真田街道みちしるべ – 中村悦子

古(いにし)え人が 歩いた道だと振り向きながら 私の手を引いた勇気と光を 私にくれた人城堀川を 後にして上州路から 信濃路へ真田街道 歩いてみましたあなたにもう

おじさんのピッカリ頭 – 中村悦子

夕陽にはえる おじさんのピッカリ頭涼しげで ちょっと風情があるねそういえば こんなふうに街を観たのは昔の 少女の頃だった少し忙しすぎた 私の人生ここらでちょっと

初秋 – 中村悦子

金木犀(きんもくせい)の香りにさそわれてあなたの姿さがしていましたあの頃に戻れたら 私はもう一度かわいい女になります耳もとでささやくような秋の風これからこれから

火焔のお龍 – 中村悦子

赤城おろしが 舟足を停めた上州 利根の川五料(ごりょう)の河岸場(かしば)の 舟宿でもろ肌脱いで ツボを振る女渡世の 火焔(ほのお)のお龍(りゅう)お龍を最初に

風が歌う街高崎 – 中村悦子

おだやかな朝の 陽射(ひかり)に水鳥遊ぶ からす川薄むらさきに 華やぐ空に慈母(はは)の姿の 観音様よ愛する人がいる この街が好きよ高崎 高崎は 風が歌う街星空

あんたの大漁船 – 中村悦子

沖を目ざして 船を出すついてゆきたい 私だけれど足手まといの 身がつらい無事を祈って 港に立てば波の 波の飛沫が 涙に変わる船は波間に 見えかくれ遠くなるほど 

北のおんな – 中村悦子

海があんたの 女房ならば私は港の 海猫(ごめ)になる北のおんなが 操を守り熱いこの肌 焦がす夜(よ)はヒュルリヒュルヒュル 風の音さえ泣けてくる時化が来るのも 

桃の里 – 中村悦子

桃の花が咲く頃 あの日を思い出すこんな近くの景色を 見せてやれなかったほんのわずか数十分 時を使えたら一面の桃畑 いっしょに見られたのに後悔は生きるほど 積もっ

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