『空を流れるものに、いつかは偶然、出会うのだろう。』
油断したって両目に飛び込むように、全景を覆いつくすは田園。
無限のように流れる黄金色。
それに対する上空のだんだん雲に、見とれているうちに、
ついに気付かされたよ。
これは鏡だと。
空を流れるものに、いつかは偶然、唄うのだろう。
音が流れんだ、脳裏に。いつかは当然、届けるだろう。
ほら、君がいて僕がいる。本当はそれで十分なのに。
あらまぁ、それにフタしちゃって。
街にいたって両目閉じりゃ、もう自然に、全景を覆いつくすは田園。
無限のように流れる黄金色。
あ、肌で感じた鏡のように映っただんだん雲に、鳥。
あの鳥はこの地上を舞う僕だろ?
空を流れるものに、いつかは偶然、叫ぶのだろう。
文字が流れんだ、脳裏に。いつかは当然、届くのだろう。
ほら、君がいて僕がいる。本当はそれで十分なのに。
ほらな、まただ。フタしちゃって。
『宇宙を流れるものに、いつかは偶然、出会うのだろう。』
音符が流れんだ、脳裏に。いつかは当然、繋がるだろう。
宇宙を流れる音に、いつかは全然、出会えるだろ?
宇宙とよく似た君に、今日こそ本音、唄ってもいいだろ?
ほら、君がいて僕がいる。世界はそれが起点なのに。
なんだかんだって言ったって、
欲しいものは変わりゃしないのにね。
(どうもこうも。)
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