中山うり

カンタービレ – 中山うり

東の空に鐘がなる
別れのときは笑いましょ アハハ
心で泣きながら

恋は夏色 風まかせ
忘れてしまう この暑さ
やわらかな時は 音楽のように
生まれてはじけて消えた

花咲く大地になら
この歌をあげましょう
どこかでつむじ風が
さらってくれるでしょう

夢をさまよう 踊り子は
ほの暗いトンネルにみつけた
一筋の光を

踊れなくても 美しい
好きにおやりよ アンコール
こわれていくように
咲き乱れるように
焼き付けて離れぬように

花散る大地になら
涙をあげてもいい
一輪 花咲かせて
蝶も恋するような

人はそれぞれ夢を抱き
人はそれぞれ恋をする

風よゆすりなさい
海よ答えなさい
百年の涙落ちて

花咲く大地になら
この歌をあげましょう
どこかでつむじ風が
さらってくれるでしょう

花散る大地になら
涙をあげてもいい
一輪 花咲かせて
蝶も恋するような

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