丘みどり

  • さだめ燃ゆ – 丘みどり

    別れ話を 切り出せぬよにきつくあなたの 唇噛(か)んだしかめたその眼が 死ぬほど好きよ地の果てまでも 連れてってかがり火頼りに 身を寄せる死に場所探しの 旅でいい愛して 愛して 愛しても愛し足りぬと あぁ さだめ燃ゆ 捨てたあの町 あの人達の影がこの胸 ゆさぶる夜は身体(からだ)の奥まで 焼けつくほどのあなたの愛が 欲しくなる安らぐことさえ 叶わない世間に背いた ふたりです求めて 求めて 求めても…

  • 椿姫咲いた – 丘みどり

    死にたいなんて 思ってたあの頃がいま 懐かしい青くほそった 指と頬(ほほ)熱で燃えているもうすぐ消えてなくなるの最初で最後の 愛を誓った真っ赤な椿ぽろりん、ぽろりんうまいさよなら なんて できるかしら真っ赤なわたし 踊るいのち止まるまで 裾(すそ)ひるがえし椿姫咲いた ここから もひとつ渡る橋ホタルみたいに 消えなくちゃどこか外国(とおく)に 行(ゆ)くふりでなにも知らせずにもうすぐ消えてなくなる…

  • 紅花恋唄 – 丘みどり

    なみだ落ちるなヨォーひとり畑で 摘む紅の花棘(とげ)の痛みに 操(みさお)を立てて無事の便りを 月山(おやま)に祈るあんた元気で 達者でね出羽(でわ)の旅路は六十里 六十里越え 最上川(かわ)も峠もナァーみんな酒田の 港を目指す北の根雪に おとこの夢を埋もれさせたく 無かったわたしあんた元気で 達者でねひとりぼっちの冬が来る また冬が来る 氷柱(つらら)とけたらヨォーきっと帰ると 知らせを聞けば爪…

  • 雪陽炎 – 丘みどり

    不実でしょうか 愛していても知られたくない 顔がある凍える肌は 夜ごと燃えるのにこころの仮面は 燃え残るあゝあなた 愛のつぐないはしあわせ手離す 事ですね別れも告げずに 行(ゆ)くことを雪 雪 雪が責めます 夜明け前 後ろめたさに 胸詰まらせて明日(あす)が怖いと 泣いた夜言葉じゃなくて 髪を抱き寄せる無口なあなたの あたたかさあゝ今も 愛の温もりをかじかむこの手が 探してるあなたに戻れる 道は無…

  • Rebirth – 丘みどり

    胸に手を当てて ひとり考える歩んだ道に 落したままの後悔をあきらめた夢や 傷つけた人達に許してもらえる 私だろうか神さまが用意した 地図などないのきっと人生は 今を生きる事だから泣きながら 迷いながら それでいいですね結びながら 解(ほど)きながら 生まれ直してゆくけがれなき夢に導かれ 私は 私はもう一度ここから 歩き出すそしていつか あなたの悲しみを背中から包むような 愛を歌えたら 長い暗闇も …

  • 楡 – 丘みどり

    街角の喫茶店 メニューに楡(にれ)の文字がある苦いコーヒーの名を 楡というらしい 向こうの席では 誰かと誰かがもう会えない 誰かの話する 楡の木の木陰では あの日の二人が今も笑いながら戯(たわむ)れている気がする美しい思い出が ほろ苦い記憶が今は 胸に 甘く 優しく 過ぎてく 古い写真を見れば みんな眩(まぶ)しいものばかりあなたが写してくれた 若かった私 泣くなよと言って 抱き寄せてくれた嬉しい…

  • みどりのケセラセラ – 丘みどり

    窓の三毛猫 あくびをすれば見てたこちらもほっこりと ひと休み回り道した分やさしい 人に出逢えるよそやね そやな あくせくしたってしゃあないね風まかせ 恋はほんまに 不思議なものね人の心を盗んでも 叱られぬ懲(こ)りてサヨナラしたそばから 胸が会いたがるそやね そやな ジタバタしたってしゃあないねそれが恋 丸い心も 拗(す)ねれば四角とかくこの世はまんまるく 笑いましょうここで足踏みして泣いても 明…

  • 雨のなごり坂 – 丘みどり

    夜に咲く 花が散る 坂道にすすり泣くよな 雨が降る恋しくて この心 燃やしても明日(あす)は他人の 雨宿りこれが最後ね ねぇ…あなたなんでこんなに 辛くするあと少し もう少し そばにいたいから離れない…離さない 雨のなごり坂 窓の外 哀しみが 吹き抜けて別れなみだの 朝が来る格子戸に 絡みつく ぬくもりをそっと解(ほど)いて 胸に抱く送る背中に 言いかけたせめて夢なら 逢えますか…愛しても 愛して…

  • 明日へのメロディ – 丘みどり

    わたしがいなくとも 此(こ)の花は咲くでしょう人は情けと言うなれど なんて幻わたしがいなくとも 此の世は続くでしょう優しさは人の為では ないのでしょうから誰に嫌われても 何を失ってももう戻れずに 彷徨(さまよ)い続ける奈落の底でサラバイ ララバイ サラバイ悲しい歌 ひびかせてルルリララ 生きたいよまだ終われないよ明日(あす)へのメロディ 分からないでしょうね 後ろ指刺されて罪人(つみびと)の扱いに…

  • 日御碕灯台 – 丘みどり

    白い灯台 潮風耐えて誰を待つのか ただひとり必ず戻ると 言ったのはその場かぎりの 嘘ですかあなたに逢いたい 日御碕(ひのみさき) 日暮れ淋しい あの島影が胸の隙間(すきま)で また揺れるあなたの心を 疑えば千々(ちぢ)に乱れる 髪の先寝座(ねぐら)へ戻るか 海鳥よ 海を夜通し 照らしてみても思い届かぬ 恋灯り涙の飛沫(しぶき)に 濡れようと私一生 ここで待つあなたの名を呼ぶ 日御碕 人気の新着歌詞…

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