ブレンド珈琲片手にぶら下げて ベレー帽のあなたが座ってる
のべつまくなし通り過ぎる人の群れに目もくれずにあなたが座ってる
ブレンド珈琲片手にぶら下げて 雨が降っても晴れていても
原稿用紙に身体ごと沈めて たばこ煙のドーナツ宙に浮かべて
創るときは独り 綴るときも独り 口ずさんで独り 背中を丸めて
レンジでチンしたようなピラフを食べながら
もういないあなたの席に僕は座る
のべつまくなし通り過ぎる言葉をつかまえて 歌にしてみたいのです
レンジでチンしたようなピラフを食べながら あなたの面影を指でなぞって
ブレンド珈琲片手にぶら下げて いやさまるであなたのように
創るときは独り 綴るときも独り 口ずさんで独り 淋しさは宙に放って
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