世理奈

消える想い – 世理奈

湿った夏風 白い防波堤
だいだい色の海の上
言葉を重ねた 僕達はずっと
ここに居るって思ってた

あての無い夜は 語り明かして
声を枯らしては 抱き合ってた

月がひく道を 辿って行けたら
僕達(ぼくら)は探してる
時は変わってゆく

乾いた秋風 胸は夢追って
迷い始めて日は巡り
言葉を失くした 僕達は離れ
構わないって思ってた

これから先は 別々の道
見えない旅が 始まってる

街が遠くなる 心地良い町が
私は探してる 時が変わってゆく

あの日 来た道を 辿って行けても
私は信じてる 季節むかえてゆく

月がひく道を 辿って行けたら
私は探してる 時は変わってゆく

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見たことある 場所を抜けて 探してる あの頃居た僕らをもう映る あの水平線 変わらない景色 目の前にある海岸線沿って走る度 僕達ずっと傍に居たんだって滲んでく言

風と花と光と – 世理奈

木の葉をわけ 走る電車の中今日はきっと 時を戻しているずっと 君と 通った道追い越してもうすぐそばにある景色 ‥ほら風の様に 花の様に 光の様に かのか香る 時

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