上野さゆり

  • みれんという名の港町 – 上野さゆり

    この花が みかんの花ねあれが岬の 灯台なのねお酒呑むたび 話してくれたあなたの故郷(ふるさと) 訪ねて来たの…ここは瀬戸内 逢いたさつのるみれんという名の港町 はぐれ鴎(どり) 日暮れに啼(な)いてどこへ帰るか 島影はるかうしろ姿も 空似の人にすがれば他人の 夕月波止場…なみだ瀬戸内 海鳴りばかりみれんという名の港町 呑ませてね もう少しだけ窓の漁火 目にしみるから旅のおわりに 誰かが歌うあなたと…

  • 風雪山河 – 上野さゆり

    寒い夜風に ふたりで耐えて越えたこの世の 花嵐振り向けば…ほんとにいろいろ あったけど…過ぎてしまえば おもいで話風雪山河 悔いはない 人は情(なさけ)よ 袖ふれあって借りたまごころ また返す忘れずに…旅してゆこうよ ねぇあなた…遠い夜空に 故郷(ふるさと)しのぶ風雪山河 夢はるか 笑顔ひとつで 心は晴れる晴れて花咲く 春を呼ぶこれからも…あなたとみちづれ ふたりづれ…泣いて笑って より添いながら…

  • 恋しき小樽 – 上野さゆり

    雪もほろ酔い 北国の稲荷小路(いなりこうじ)で 飲む酒は潮の香りの 味がする恋の未練か 思い出かあなた恋しい あなた恋しい 小樽の町よ 噂夜風が 胸を刺す夜の花園 裏通り一夜(ひとよ)花火の 激しさで燃えたあの日は 遠い夢今も恋しい 今も恋しい 小樽の町よ つのる思いを 抱きしめて浮世通りで ひとり待つ流す涙に くちづけて忘れないよと 言った人あなた恋しい あなた恋しい 小樽の町よ 人気の新着歌詞…

  • 女の命 – 上野さゆり

    女の命は 篝火(かがりび)のように火の粉を散らし 愛に生きるついて行きます どこまでもあなたとならば 地獄まで燃える 燃える 命が燃える燃え尽きるまであなたに尽くします 女の命は 真珠のような涙を背負い 夢に生きる流れ流れて どこまでもあなたと二人 木の葉舟揺れる 揺れる 心が揺れる愛につつまれあなたを愛してる 女の命は 風雨(あらし)のような運命(さだめ)にもまれ 強く生きる縋(すが)って行きま…

  • 縁し舟 – 上野さゆり

    いのちの恋です あなたとふたり流れてゆきたい なさけ川おんなの黒髪 この手で解(ほど)き愛(いと)しい胸に 身を投げる燃えて一途な あゝ縁し舟 帰っちゃいやよと すがってみても今では世間の うわさ川ふたり一緒に 暮らせないならこころの中に 住まわせて涙ひとひら あゝ縁し舟 この世のさだめに 流れて揺れて行くえも知れない あした川生きてあなたと 添えないのなら次の世までも 連れてって紅い絆の あゝ縁…

  • 人情しぐれ ~我孫子屋のお蔦~ – 上野さゆり

    ちょいとお待ちよ 一文無しじゃ 利根の川さえ 越せやせぬ情け我孫子屋 二階の窓辺 身銭(みぜに)包んで身銭包んで 下ろす帯 『取的さん…泣いてんの! 大きい態して 横綱の卵は泣きべそだネこんな 浮草ぐらしの酔いどれ女… どうせろくなもんはないけどネさぁ、早く受け取っておくれおっ母さんのお墓の前で 土俵入りができるようになるまでしっかり頑張るんだよ!』 郷里(くに)は越中(えっちゅう) 八尾(やつお…

  • おんな化粧 – 上野さゆり

    つらい慕(おも)いは さらりとすてて強く生きよう 今日から一人滲(にじ)むネオンの すずらん通りきっと きっと きっと 見せます 女の意地が厚い化粧で あゝゝ あゝ 咲かす夢 飲んで酔っても 乱崩(くず)れはしない強く生きよう 今日から一人褪(あ)せた並木の 花園(はなぞの)通り燃える 燃える 燃える 心も 夜風に消えたビルの谷間に あゝゝ あゝ 揺れる影 おんな化粧(げしょう)の 心底(こころ)…

  • 演歌渡り鳥 – 上野さゆり

    人の情けを 翼に借りて 北へ南へ 流れ旅未熟者では ありますが 名刺代わりに お客さんちょいと一節 聴いて下さい 私の歌をアアンア アンアアンアアー演歌渡り鳥 山の里から 夕陽の港 西へ東へ 流れ旅色気ないのは お目こぼし 歌の中では お客さん涙ほろほろ 恋に泣きます この身も焦がすアアンア アンアアンアアー演歌渡り鳥 夢をみちづれ 今日から明日へ 日本列島 流れ旅雨が降っても 嵐でも 声がかかれ…

  • 北海道 – 上野さゆり

    白神岬 最南端に 青函(せいかん)の トンネル過ぎて日本海だ 函館夜景 森と松前 桜はみごと北前船(きたまえぶね)の 江差追分 走れSL ニセコ小樽に朝里温泉(あさりおんせん) 湖水をながめ定山渓(じょうざんけい)に つぎは札幌北海道は いいところ 雄冬(おふゆ)の岬(みさき) 留萌(るもい)に利尻(りしり)稚内 樺太(サハリン)みえるオホーツク海 最北端に サロマ綱走 美幌(びほろ)と川湯(かわ…

  • 比叡の雪 – 上野さゆり

    紅葉(もみじ)の匂いを嗅(か)ぎつけて木枯らしが吠えながら 比良(ひら)から駆けてくる恋に背(そむ)かれ夢を裂(さ)かれて さ迷う比叡のひとり旅山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんとからんころんと 雪が降る 指輪の傷跡いたわればなぜ涙止まらない 大原三千院帰る場所(ところ)も陽だまりもない さすらう比叡のひとり旅山が泣いたら雲が泣いたら 女が泣いたら からんころんとからんころんと …

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