上杉香緒里

遠野しぐれ – 上杉香緒里

変わる季節を すすきが揺らし
風が生まれる 遠野駅
はぐれて添えない 恋を抱き
明日をさがしに 来た旅路
遠野しぐれて 暮れる里
忘れてあげれば… 楽ですか

酔ってあの人 聞かせてくれた
南部語りの なつかしさ
うつむく心を 酒に染め
ぬらす枕で 聞く音は
遠野しぐれて なみだ宿
雨音つづきの… 女です

止まる水車を 未練でまわす
夜明けまじかの わかれ水
ついては行けない 道の先
惚れた男の 夢がある
遠野しぐれて 走る霧
届かぬ背中を 押して行く

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紅蓮の花 – 上杉香緒里

咲けば夜風に 散らされる泣けば涙が 頬を焼くどうせあなたの 心には住めるはずない 水の花恋はうたかた 紅蓮の花よ言えば誰かを 迷わせる酔えば嵐が 胸に吹く赤い夕

三百六十五日 – 上杉香緒里

雨にこぼれて 舞いおちる花の命のはかなさよ離れたくない この指もそうよ想いは 同じです三百六十五日 逢いたくて…あなた あなたあなたなしでは 生きられないの一か

別府航路 – 上杉香緒里

倖せさがせば なぜかしらいつも不幸と めぐり逢うだめになるのね 尽くすほどひとり別れて 故郷(こきょう)へ帰る別府航路の 船が出る涙凍(こご)える 夜の海波間に

裏町ぐらし – 上杉香緒里

ほこりまみれの まねき猫やぶれ障子に 縄のれん化粧わすれた 女将(おかみ)の顔に耐えてしのんだ 影がある割れたガラスに 娘の写真そっと見つめる 裏町ぐらし…裸電

のんべえ – 上杉香緒里

ふらり入った この店はたしか二度目ね あの人と我を忘れて 深間にはまり恋で身動き とれないのもっと呑んじゃおか これで止(や)めとこかどっちどっちどっちなの お

寒牡丹 – 上杉香緒里

頬に当たった 別れの雪が解けて涙の 露になる哀しいけれど 身を引くことが私に出来る 思いやり咲いてみたって 春知らず実らぬ恋です 寒牡丹夢の夢でも 幸せでした妻

露地の花 – 上杉香緒里

右に曲れば ゆき止まり真すぐ進めば くだり坂そんなふたりの 人生だけど苦労片手に 咲かせた花は路地の花です ねえあなた風邪で倒れて 泣いた日はあなたの強さで 癒

越後母慕情 – 上杉香緒里

あなたを愛した ひとでしょう許してあげます 許します母を泣かせて 子供を生(な)してはじめて染みた 親ごころあゝ東京に…越後とおんなじ 雪が降る二階の窓から 出

夕焼け列車 – 上杉香緒里

あなためざして ゆっくり急ぐ時間どおりの もどかしさ帰りそびれて 迷っていたら不意に電話をくれた人海は海は海は見えるか 夕焼け列車声で感じた 気持ちが読めた胸が

おんなの川 – 上杉香緒里

母という名の ゆたかな川にこころおよばぬ 川もあるその川に 身をまかせおんな三十路を ながれてきたが今もひとりの 笹小舟岸にぶつかり 早瀬にもまれ渦にまかれて 

嫁泣き岬 – 上杉香緒里

はれて夫婦の 契りもせずに三日三晩を のみ明かしゆくぜと錨を あげたひと海の男の あなたのためにこころ清めて 新妻が船を見送る 嫁泣き岬小町むすめと 言われたわ

海峡こえて – 上杉香緒里

一と船先に 海峡こえて青森港の 桟橋で待ってゝくれと 言ったひとあなたは来ない 旅路は遠い仕方なしなし 東京へ仕方なしなし 東京へわたしは鞄が 重かったやっぱり

浪花化粧 – 上杉香緒里

思い切れない あなたのことは道頓堀川(かわ)の流れが 止まっても春だというのに 寒すぎる泣いてこぼした 涙の跡(あと)を浪花化粧で かくす夜狭い部屋でも 大きく

居酒屋ほたる – 上杉香緒里

橋の向こうの 赤い灯(ひ)はふたりで通った 夢の跡雨が降ります 居酒屋ほたるあなたが今夜も いるようで涙で渡る 恋の橋七つしかない 止まり木の奥から二番目 指定

裏町川 – 上杉香緒里

惚れちゃならない 人を好く女の弱さよ 哀しさよ信じて夢見て また泣かされてうしろ見送る 倖(しあわ)せばかり路地の灯(ひ)揺れてる 裏町川よ言えば誰かを 傷つけ

紅水仙 – 上杉香緒里

列車を乗り継ぐ 旅路の駅にこころ迷わす 春の花似合うと貴方に 褒められた口紅色した 紅水仙よ愛していりゃこそ 身を引く恋はなおさら荷物が 重くなる小さな指輪も 

風群 – 上杉香緒里

空は晴れても 津軽の里は龍が飛ぶよに 風が舞う荒れる地吹雪 凍(い)てつく夜は女子(おなご)ばかりで 貝になるハァー あんたをナァー 夢で探しても線路の果てはョ

飾り花 – 上杉香緒里

夢のひとつが 邪魔をして渡りきれない みれん川抱いて下さい 今夜だけ泣いてあなたを 忘れます私は咲けない 飾り花つくり話しの 倖せにすがりついてた 白い指お酒下

雨の花 – 上杉香緒里

箸の袋に 好きだよと書いて私に くれたひと天城十二里 七滝(ななだる)越えて逢いに来たひと もういない愛は涙の 雨の花苦労したねと この肩をそっと優しく 抱いた

手筒花火 – 上杉香緒里

こんなはずでは なかったと泣けばなおさら つらいだけ赤い火の粉を 吹き上げる手筒花火の イキの良さパッと咲きましょう 咲かせましょう東海一の晴れ舞台 みんな揃っ

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