上杉香緒里

  • 月夜川 – 上杉香緒里

    水面(みなも)ではじける 篝火(かがりび)赤く空の月さえ 頬そめるあなたの肩に 身をあずけ川風感じて 瞳を閉じるほろ酔いゆらゆら お酒を連れて恋に流れる 月夜川 添えない運命(さだめ)に 逆らう様に紙のこよりで つなぐ指おまえが好きと 言われたら何んにも望まぬ ひと夜があれば乱れてきらきら 吐息の風で恋を運んで 月夜舟 満月(まんげつ)一枚(いちまい) 二つに折れば帰り支度(じたく)の 舟になるあ…

  • 路地裏のかおり音頭 – 上杉香緒里

    (にゃっにゃっにゃっ そーれ よよいのよい!にゃっにゃっにゃっ そーれ よよいのよい!)路地裏のかおり音頭だ(にゃっにゃっにゃっ そーれ よよいのよい!) 1つ (ひとりと)一匹の 物語2つ ふたりは 似ているの3つ 耳は二つ お鼻は一つ4つ しっぽは …にゃいけれど (にゃっにゃっにゃっ そーれ よよいのよい!にゃっにゃっにゃっ そーれ よよいのよい!)路地裏のかおり音頭だ(にゃっにゃっにゃっ …

  • 風の酒 – 上杉香緒里

    見えぬ相手に 横風受けてつまずき転んだ 浮き世道泣くも笑うも 一緒なら笑いましょうよ ねえ…あなた温もり通わす 風の酒 花を散らせて 月さえ削る木枯らしなんかに 負けないで胸の故郷が 遠い日はそばにいさせて ねえ…あなたこのひざ枕に 夢の酒 風が動けば 草木もなびくなびかぬ強さに 惚れました死ぬも生きるも 二人なら生きていきましょ ねえ…あなた涙を乾かす 風の酒 人気の新着歌詞 紅蓮の花 R…

  • 暗夜の恋 – 上杉香緒里

    お猪口(ちょこ)を濡らした 酒しずく小指ですくって 噛(か)んでみる別れの訳も 言わないで消えた路地裏 雨の中あの日の あなたの あの背中暗夜の恋は みれん咲き 追ってはいけない 裏の道乱れた心の ちどり足口紅(くちべに)一本(ひとつ)で ほほえみを作る暮らしの 寂しさよこんなに こがれて 恋に泣く暗夜の花は なみだ咲き 女の暖簾(のれん)は たたんでも生きてく暖簾(のれん)は たためない男の気ま…

  • 白い着物 – 上杉香緒里

    女は生まれて 死ぬまでに白い着物を 三度着るおまえの寝顔を 守りたい産着(うぶぎ)の白さが 親ごころすこやかに 育つのよ母の願いは 一つだけ 女が二度目に 着る着物無垢(むく)な花嫁 嫁ぐときつないだ縁(えにし)は 宝もの古着の数だけ 想い出をたいせつに 畳(たた)んだら母は感謝の 嬉し泣き 女が最期(さいご)に 着る着物親に見せたら 親不孝(おやふこう)人生いろいろ あるけれど涙がしあわせ 連れ…

  • 鬼灯 – 上杉香緒里

    夏の終わりの 故郷の道で赤い鬼灯(ほおずき) 色を増すほおずき ほおずき あの人の笑顔に灯(あか)り 点(つ)けとくれ…離れて会えない あの人が心の風邪など 引かぬよに 夢に疲れて 都会の路地で赤い提灯(ちょうちん) すがる人ほおずき ほおずき その人の淋しさ一つ 分(わ)けとくれ…温もり通わぬ この恋に今夜はあの人 連れて来て 迷う恋路の 明日の先を赤い鬼灯(ほおずき) 照らし出せほおずき ほお…

  • おんな傘 – 上杉香緒里

    なんて…あんたの背中はさ淋しい分だけ 温かい女が広げた 情けの傘は夢見る男にゃ 狭すぎる行って行って しまうのね路地に転がる おんな傘 なんて…あんたのその瞳(め)はさ悲しみ抱いても 綺麗なの世間に隠れた 小さな傘でお酒と一緒に 雨やどり酔って酔って しまいましょ夜に濡れてく おんな傘 なんて…あんたの言葉はさ不器用まじりで 優しいの女が隠した こころの傘に帰ってくる場所 空けておく行って行って …

  • 忍ぶ草 – 上杉香緒里

    濡れて尋ねて 来てくれそうな雨はみれんの 落とし水あなたの噂…お酒がついて 廻るけどいまでは許せる ことばかりおんな露地裏 忍ぶ草 尽くし足りない 私がわるいそこへ最後は 辿(たど)りつく盃ふたつ…並べてそっと 注(そそ)ぐ夜は誰にも入れる 隙もないあなただけです 忍ぶ草 泣いて拭きとる 口紅みたい雨の残り灯 こぼれ灯よあなたの帰り…私はここで 待つおんな咲かせて下さい ひっそりとおんな露地裏 忍…

  • 燧灘 – 上杉香緒里

    夜の波止場に 砕ける波は海の吐息か 燧灘(ひうちなだ)出船送って 一年二年胸に時化(しけ)抱く 私です港しぐれは 片瀬雨 旅のおんなに 笑顔が戻り浜のなまりに 馴れるころあなた返した 仇波(あだなみ)いくつ嘘も恋しい 腕まくら港夜寒(よさむ)の ひとり酒 越えて瀬戸内 その先までも海は流れる 燧灘噂拾って 岬の町で迎え化粧の 春を待つ港いつごろ 帰り船 人気の新着歌詞 紅蓮の花 – 上…

  • 遠野しぐれ – 上杉香緒里

    変わる季節を すすきが揺らし風が生まれる 遠野駅はぐれて添えない 恋を抱き明日をさがしに 来た旅路遠野しぐれて 暮れる里忘れてあげれば… 楽ですか 酔ってあの人 聞かせてくれた南部語りの なつかしさうつむく心を 酒に染めぬらす枕で 聞く音は遠野しぐれて なみだ宿雨音つづきの… 女です 止まる水車を 未練でまわす夜明けまじかの わかれ水ついては行けない 道の先惚れた男の 夢がある遠野しぐれて 走る霧…

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