上原敏郎

おまえとならば – 上原敏郎

一緒に行こうか 俺の故郷へ
しんぼう強さに 負けたのさ
お前の白い 白いうなじにゃ
南の陽ざしは 強いけど
人ごころ 人通り
優しい筈さ この街よりは
この街よりは

無駄ではないのさ それが恋ならば
永すぎた春と 言われても
お前の夢を 夢をいくつも
破って泣かせて 来たけれど
うしろ指 うしろ風
守ってやれる これから先は
これから先は

幸せつかもう 俺の故郷で
遅くはないのさ 出直せば
お袋きっと きっと笑顔で
お前を迎えて くれるだろう
同じ道 同じ坂
歩いてゆこう お前とならば
お前とならば

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