三門じろう

坂本龍馬 – 三門じろう

いくら手足を 縮めてみても
しょせん日本は 狭すぎる
菊と葵を それぞれ担ぎ
子供みたいに なぜ騒ぐ
土佐のいごっそ 龍馬の目には
世界が見える 桂浜

壬生の狼 新撰組を
避けて京では 通れない
惚れた貴方の 身代わりならば
死んで見せると 目が笑う
同じ龍の字 名前に付いた
お龍は可愛い 恋女房

花と散りたい 惜しまれながら
まして男の 一生は
少しぐらいは 寄り道しても
いまに日本の 夜が明ける
たとえ龍馬を 倒してみても
刀じゃ斬れぬ 時世まで

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