三笠優子

~吉良の仁吉の妻~お菊残照 – 三笠優子

照るも曇るも 生きるも死ぬも
女いのちは 連(つ)れ合(あ)い次第(しだい)
吉良(きら)の仁吉(にきち)は 侠(おとこ)の中の
男らしさに しんそこ惚れて
契(ちぎ)りかわした 夫婦雛(めめおとびな)

(浪曲)
義理と人情を 秤(はかり)にかけて
義理が重たい しがらみに
お菊哀しや はぐれ鳥

世帯かまえて 三月と十日
夢もつかの間 街道しぐれ
降ればなおさら 未練がつのる
情あやとり 乱れる心
紅い手絡(てがら)が 目に沁(し)みる

(台詞)
お菊は 伊勢(いせ)へ戻ります
でも さいごに たったひと言…
こんど生まれてきたときも
お菊は お前さん あんたの
吉良(きら)の仁吉(にきち)の 女房だよ

三河太鼓(みかわだいこ)で けじめをつけて
抱いて行きます 三下(みくだ)り半(はん)を
指にくいこむ 紅緒(べにお)の草鞋(わらじ)
お菊嘆(な)かせの 荒神山(こうじんやま)で
散って咲かせる 花もある

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~桃中軒雲右衛門の妻~お浜 – 三笠優子

芸が結んだ 夫婦(めおと)のちぎりお浜あっての 雲右衛門(くもえもん)二つ巴(ともえ)を 幟(のぼり)に染めて語る義士伝草木もなびく あゝ名調子(台詞)不義な女

ふるさと便り – 三笠優子

便りもないけど 達者か無事か届いた荷物は 親ごころありがとう お母さんいくつになっても 心配なんだよねつぎの連休(やすみ)は 孫の手ひいて月の潮路を 帰ってゆく

春遠からじ – 三笠優子

綺麗に咲いてる 花にもあるわ寒さに耐えてた 冬の日がそうよ苦労の その後にゃしあわせ笑顔が 待っている負けないで… 負けないわ…女のゆく道 春遠からじこころに冷

男の援歌 – 三笠優子

負けてどうする 不景気風にこんな時世こそ 出直し酒だ呑んで騒いで 呑んで怨みもぐちもきれいさっぱり 流そうじゃないかグッと干そうや 男なら男なら本音こぼせば こ

ひとり娘 – 三笠優子

かわいい娘を 残して逝(い)ったあなたを偲(しの)んで 泣いた日もあるなりふりかまわず 女をすててただひたすらに 母となりつらい山坂 耐えながら明日を信じて 生

~筑紫美主子一代~ どろんこ人生 – 三笠優子

生まれ育ちが ひと目で知れる髪は赤いし 目は青いいじめ囃(はや)され 石つぶて七つ八つにゃ 辛(つら)すぎる泪こころに 滲(にじ)んでも負けはしません どろんこ

世間さま – 三笠優子

同じ痛みを 分け合いながら言葉ひとつで なぐさめ合える思いがけない 雨嵐お隣りご近所世間さま 世間さま掛け合う言葉が あればいい夫婦二人じゃ 生きられないとそん

人生太鼓 – 三笠優子

一歩千金将棋の道と同じなんだよ人生も水のしずくがその一滴が川の流れをつくるのさそこで男は勝負じゃないかやる気負けぬ気で打つものがあるアアンア…… アア……人生太

母の声 – 三笠優子

風の音にも わが子を想(おも)う母の涙は 情(なさ)けのしずくなにはなくても 体が資本(もとで)風邪をひくなが 口ぐせだったありがとう… 北の空見りゃ聞こえてき

倅 – 三笠優子

風は春でもヨー 都会の春は花も咲かない 夢ばかりせがれ せがれよ 帰って来やれ赤い夕陽が 大地を染める北海道で暮らそうよ母さんとナー嘘を書いてもヨー 字づらを見

望郷よされ – 三笠優子

雪の海峡 泣き泣き越えたあれからふた冬 又み冬知らぬ他国の…冷たさつらさ三味を叩いて ふるさと偲ぶ津軽・小泊(こどまり) 望郷よされ忘れかけてた 男の温(ぬく)

優子の平成音頭 – 三笠優子

気持ち新たに 朝日を拝みゃ過ぎた昭和がなつかしい花が咲いたら 実のなる番よ平成 平成 おめでとう日本国中に 夢が湧くきっと明日はリニアの時代通勤地獄も さような

どっこい演歌は生きている – 三笠優子

雪のふとんで 命を温くめ花は出番を 待っている出れば踏まれる 出なけりゃ咲かぬそれが浮世と 言うものさ石の上にも 三年だどっこい演歌は生きている義理の二文字に 

夜の坂道 – 三笠優子

ネオン 裏町 こぬか雨涙 ためいき みれん酒世間の風が 骨身にしみてことさら恋しい ねぇ貴方一人たたずむ 夜の 夜の坂道恋の 残り香 うしろ影燃えた 想い出 水

母恋い三度笠 – 三笠優子

逢いに戻ろか このまま行こか伊豆の夜空に 呼子星(よびこぼし)追われ鴉(がらす)も 祭りの笛に故郷ふり向く 天城の峠…なぜに越されぬ なぜに越されぬ 母恋い三度

これからも夫婦舟 – 三笠優子

この世に生まれて あなたと生きて愛した絆は 花むすびこの川に…命を運んだ 旅でしたふたりの春は 夢色とこれからも これからも 夫婦舟あなたの隣で 雨風浴びて今で

女の一生 – 三笠優子

男と女が 命を重ね結んだ縁(えにし)が絆です娘から あゝ妻へ 妻から母へ苦労幸せ 幸せ苦労女の一生 夢航路(ゆめこうろ)流れる涙を ふたりで拭いて分け合う痛みも

~東京下町~夜明け橋 – 三笠優子

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おんなの真田丸 – 三笠優子

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洞海湾の竜 – 三笠優子

(台詞)洞海湾の若松港は裸一貫男の生命玉井金五郎一命かけて守ります手かぎ片手にしぶきに濡れて「どんとこいよ」と仁王立ち海の仲間を見殺すような野暮な仁義は俺にゃな

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