恋をしました 浮草らしく流れのはての さびしさにどうせ今度も 捨てられそうなおぼろ月夜の 港町ここへ流れて 来たその日から忘れるための 酒・煙草こんな夜更けに つれない人を思い出させる 波の音生きてゆきましょ 浮草らしく涙の恋は 捨てましょうよるべない身の 十九の春の夢に咲く花 流れ花