三田村邦彦

想い出の糸車 – 三田村邦彦

想い出の糸車 からからから空回り
あの人は路地裏に たたずんでいた
想い出の糸たぐる からんでもつれた絹を
あの人が白い歯で噛み切る その時

わたしは旅に出る 不確かな愛を捨てて
あの人が切った その糸
つなぎとめるために

想い出は風に揺れる ゆらゆらゆら陽炎に
あの人の後ろ姿 にじんで溶ける
想い出は繰り返す 憎しみ それとも涙
残り香は溶け込んで 後ろ髪 乱れ髪

わたしは旅に出る 影に泣く愛を抱いて
あの人が切った その糸
つなぎとめるために

わたしは旅に出る 不確かな愛を捨てて
あの人が切った その糸
つなぎとめるために

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