三田りょう

心のみちづれ – 三田りょう

さがしていたんだよ…
そうさ この世に生まれた日から
逢いたかったのさ 優しい女(ひと)に
忘れもしない おまえを初めて見たとき
これが運命と 瞳と瞳でジンと感じたよ
心のみちづれ おまえ お前だけなのさ

求めていたんだよ…
そうさ 離れてしまった日から
苦しかっただろ 訳さえ知らず
見果てぬ夢に いつしか足元すくわれ
独り旅に出て 自分をじっと見直した
心のみちづれ 他に 他にいないのさ

さがしていたんだよ…
そうさ 温もり繋げる愛を
逢いたかったのさ 安らぐ女に
負けたりしない おまえの笑顔を支えに
ここが明日への 二人の熱い一歩だよ
心のみちづれ おまえ お前だけなのさ

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時よ…急がずに – 三田りょう

空と海とが 溶けあう天国(ところ)へいつか生命(いのち)を 還(かえ)しに行くなら人間(ひと)は人生 歩くだけじゃなく生きるその意味 探しているはず愛しき人よ 

伊集の花咲く頃 – 三田りょう

ため息ひとつ 増えるたび雨の季節が 近くなる真白い伊集(イジュ)の 花咲く頃にきっと帰ると 言った人あなたは約束 忘れたでしょうか涙の雨も ひと休み梅雨の晴れ間

風の旅人 – 三田りょう

砂漠みたいな 都会の街は歩くそばから 砂を噛むなんでそんなに 生き急ぐ国を離れて 故国が見えるあゝ惜別の 酒を干す遠く住む あの女(ひと)にひとつところに 根も

船出の時 – 三田りょう

港に漂う 潮風に誘われて海へと飛び出す 若き旅人は見渡す限り 途切れない水平線希望の帆を掲げ進め闇を照らすのは 波に揺れる月この地球(ほし)に立つ 歓びをただ感

めぐり逢い – 三田りょう

人は誰も思うの過ぎ去りし日々の 熱き心遠き夢を わたしは今巡りゆく旅人大空を舞う 海鳥(とり)たちよどうかおしえてこの波の 彼方には愛する人達が 待っているのい

天道虫 – 三田りょう

天(てん)にむかって 歩いていればきっと影踏む 事はない天道虫を 見るたびに君の言葉 思い出す儚くも ひたすらに天をめざして 翔ぶと云う天道虫は どこへゆくこの

この歌をあの人に… – 三田りょう

ふるさと放れて いくつも年月は過ぎて今はただ ふり向きもせずさすらいの 旅の果て波間に 夕陽が溶ける時遥かに聞こえる やさしい愛の歌が遠き日の 母の背中に人は皆

哀愁フェリー – 三田りょう

苫小牧港のさようならがきっと夢に出るでしょう眠りにつけない 船の夜愛を追いかけ 北国へ愛をなくして 東京に帰る帰るおんなの 哀愁フェリー夜の海の 悲しみに縋る胸

燃えて宿場町 – 三田りょう

叶わぬ恋を追い 一夜を泣いたおんながいただろ 宿場町今じゃ昔の 面影ないが願は同じと 泣くおまえなごりの横山 宿の灯がともる開いた宿帳に 手を添え合っておまえの

佐渡航路 – 三田りょう

雪にここまで ここまで追われおまえこの海 越えたのかたったひと夜で ぶり返す港吹雪の むせび号泣(なき)身体(からだ)斜めにただ立ち尽くす冬の新潟 佐渡航路うし

旅愁酒 – 三田りょう

あいつの情けで 染まった様な紅い葉桜 波が打つ言えばきっと 泣かすだろう言わなきゃもっと 泣かすだろう辛い恋から 逃げてきた北の 海鳴り 旅愁酒どんなに好きでも

天山遥かに – 三田りょう

天山山脈 窓の下ふたたびこの地に 降り立てばシルクロードを 行き交う人々それぞれの人生 抱えつつ君を迎えに 来たんだよも一度一緒に 歩こうとイシク・クル湖畔(こ

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