三浦洸一

あゝダムの町 – 三浦洸一

甘く酸っぱく 東京の夢が
むせびくる様な 呼ぶ様な
花の唇 酒場のあの娘
唄も身に沁む ああ ダムの町

パワー・ショベルが
ハッパの音が
明けりゃ谷間に せき立てる
ダムの町だよ 男の町だ
なんで東京が ああ 恋しかろ

山の夜霧にゃ 星さえうるむ
みんな忘れて 来たものを
捨てた背広に 未練はないが
胸の古傷 ああ なぜうずく

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想いでの湖畔よ – 三浦洸一

汽笛わびしく 黄昏の水面をゆすり 汽車は去りゆく想いでの 湖畔の駅よひとり尋ねし 悲しい群れにシグナルは シグナルは青い涙か せつなく光る岸のボートよ 忘られぬ

とけろ港よ – 三浦洸一

荒(すさ)ぶ嵐のシベリア山河越えて今日来たこの港嬉し涙に瞼をとじりゃ浮ぶ希望の帰還船 帰還船窓に小雪のつめたい朝も七つ北斗の冴えた夜(よ)もなぜか気になるバンド

Suchan ブルース – 三浦洸一

あの山越えりゃ ナホトカあたり今日も埠頭(バンド)にゃ マストの日章旗(はた)を嬉し涙で 見上げる友がぽっと浮かんだ ぽっと浮かんだ あかね雲窓にもたれて あの

雨の夜は – 三浦洸一

雨、雨の夜は浮世はぐれた 旅寝の鳥もまねく谷間の 灯りにほろり何故か涙が 何故か涙が 流れてならぬ旅、旅の身は抱いたギターの 音色もしめる何の弱気か 思わずほろ

青年の樹 – 三浦洸一

雲が流れる 丘の上花の乱れる 草むらにともに植える ひと本の ひと本の若き希望と 夢の苗空に伸びろ 青年の樹よ嵐すさぶ 日もあらむ憂に暗い 夜もなお腕くみ合せ 

郵便船が来たとヨー – 三浦洸一

郵便船が来たとヨー 来たとヨー沖で鳴る鳴る 合図の汽笛ポーポーポーとね 呼んでるぜ遠い都の あの娘の便り乗せて来たやら 気にかかる郵便船が着いたとヨー 着いたと

さすらいの恋唄 – 三浦洸一

星のない夜は しみじみ哀しまして他国の 山河越えて風に追われる さすらい暮らしめぐり逢う日が あるじゃなしいつか頼りの 絃さえ切れて唄も泪の ながれのギターどこ

街燈 – 三浦洸一

花のネオンも消えて 深い夜霧が街角を濡らす頃 残ってともるやさしい街燈 おまえは知っているつきせぬ つきせぬ ささやきを並木通りの人も 絶えて淋しくそぞろ身に沁

踊子 – 三浦洸一

さよならも 言えず 泣いている私の踊子よ ……ああ 船が出る天城峠で 会(お)うた日は絵のように あでやかな袖が雨に 濡れていた赤い袖に 白い雨……月のきれいな

釧路の駅でさようなら – 三浦洸一

いつも貴女が つけていた口紅いろの 赤い灯が挽歌の街に 滲む頃霧笛の音も 泣くような釧路の駅でさようならあぁ さようならなみださしぐみ 振り返るアカシア並木 花

東京の人 – 三浦洸一

並木の雨のトレモロをテラスの椅子でききながら銀座むすめよ なに想う洩らす吐息に うるむ青い灯(ひ)しのび泣く 恋に泣く東京の人夜霧の日比谷ゆく人も隅田の流れ見る

弁天小僧 – 三浦洸一

牡丹の様なお嬢さんシッポ出すぜと浜松屋二の腕かけた彫物の桜にからむ緋縮緬しらざァいって 聞かせやしょうオット俺らァ 弁天小僧菊之助以前を言ゃあ江の島で年期づとめ

落葉しぐれ – 三浦洸一

旅の落葉が しぐれに濡れて流れ果てない ギター弾きのぞみも夢も はかなく消えて唄もなみだの 渡り鳥酒にやつれて 未練にやせて男流れの ギター弾きあの日も君も か

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