三橋美智也

縁があったらまた逢おう – 三橋美智也

あばよさよなら 港の鴎
海が呼ぶから 俺らは行くぜ
親の代から マドロス稼業
胸ににじんだ 潮の香りは
一夜じゃ抜けぬ
あゝ あてさえないが
御縁があったら 又逢おう

あばよさよなら 港の鴎
無理に作った 小粋な笑顔
波止場出るまじゃ くずさぬものさ
一人しょんぼり やけに淋しい
あの娘の姿
あゝ そむけた瞳
のぞいちゃいけない 仁義だぜ

あばよさよなら 港の鴎
どうせつなげぬ ちぎれたテープ
未練残さず 波間に棄てて
別れ汽笛を 思い切りよく
鳴らしておくれ
あゝ マドロスさんは
錨をあげたら 海のもの

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荒城の月 – 三橋美智也

春高楼の花の宴めぐる盃かげさして千代の松が枝わけいでしむかしの光いまいずこ秋陣営の霜の色鳴きゆく雁の数見せて植うる剣に照りそいしむかしの光いまいずこいま荒城のよ

故郷 – 三橋美智也

兎追いしかの山小ぶなつりしかの川夢は今もめぐりて忘れがたき故郷如何にいます父母恙なしや友がき雨に風につけても思いいずる故郷こころざしをはたしていつの日にか帰らん

花嫁人形 – 三橋美智也

金襴緞子の 帯しめながら花嫁御寮は なぜ泣くのだろ文金島田に 髪結いながら花嫁御寮は なぜ泣くのだろあねさんごっこの 花嫁人形は赤いかのこの 振袖着てる泣けば鹿

村祭 – 三橋美智也

村の鎮守の神様の今日はめでたい御祭日どんどんひゃらら どんひゃららどんどんひゃらら どんひゃらら朝から聞える笛太鼓年も豊年満作で村は総出の大祭どんどんひゃらら 

出船 – 三橋美智也

今宵出船か お名残り惜しや暗い波間に 雪が散る船は見えねど 別れの小唄に沖ぢゃ千鳥も 泣くぞいな今鳴る汽笛は 出船の合図無事で着いたら 便りをくりゃれ暗いさみし

船頭小唄 – 三橋美智也

おれは河原の 枯れすすき同じお前も 枯れすすきどうせ二人は この世では花の咲かない 枯れすすき死ぬも生きるも ねえおまえ水の流れに 何変わろおれもお前も 利根川

あざみの歌 – 三橋美智也

山には山の 愁いあり海には海の 悲しみやましてこころの 花ぞのに咲きしあざみの 花ならば高嶺の百合の それよりも秘めたる夢を ひとすじにくれない燃ゆる その姿あ

旅愁 – 三橋美智也

更け行く秋の夜 旅の空のわびしき思いに ひとりなやむ恋しやふるさと なつかし父母夢じにたどるは 故郷の家路更けゆく秋の夜 旅の空のわびしき思いに ひとりなやむ窓

知床旅情 – 三橋美智也

知床の岬に はまなすの咲くころ思い出しておくれ 俺たちの事を飲んで騒いで 丘にのぼればはるかクナシリに 白夜(びゃくや)は明ける旅の情けか 酔うほどにさまよい浜

城ヶ島の雨 – 三橋美智也

雨はふるふる 城ケ島の磯に利久鼠の 雨が降る雨は真珠か 夜明けの霧かそれともわたしの 忍び泣き舟はゆくゆく 通り矢のはなを濡れて帆上げた ぬしの舟ええ 舟は櫓で

五木の子守唄 – 三橋美智也

おどま盆ぎり盆ぎり盆から先ァおらんど盆が早よ来りゃ 早よもどるおどまが非人 非人あん人たちァよか人よか人ァよか帯 よか着物ねんね一ぺんいうて眠らぬやつは頭たたい

波浮の港 – 三橋美智也

磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃかえる波浮の港にゃ 夕やけ小やけあすの日和はヤレホンニサなぎるやら船もせかれりゃ 出船の仕度島の娘たちゃ 御神火ぐらしなじょな心でヤレホ

あゝ新撰組 – 三橋美智也

加茂の河原(かわら)に 千鳥が騒ぐまたも血の雨 涙雨武士という名に 生命(いのち)をかけて新撰組は きょうも行く恋も情けも 矢弾(やだま)に捨てて軍(いくさ)重

リンゴ花咲く故郷へ – 三橋美智也

生れ故郷を 何で忘れてなるもんか昨夜(ゆんべ)も夢見て しみじみ泣いたそろそろお山の 雪さえ溶けて白いリンゴの花がちらほら あゝ 咲くだろないとしお前を 何で忘

岩手の和尚さん – 三橋美智也

大寒(おおさむ) 小寒(こさむ)山からこがらし 降りて来た岩手の和尚(おしょう)さん 寒がりですっぽりかぶった 白頭巾(ずきん)それではお里で 踊ろかなトッピキ

木曽恋がらす – 三橋美智也

大手振っては 帰れぬものときめていながら 草鞋(わらじ)をはいた乙(おつ)な文句に ふり返りゃ木曽のナー 仲乗りさん木曽はよいとこ あの娘(こ)のすまい笠(かさ

かすりの女と背広の男 – 三橋美智也

かすりの女(むすめ)と 背広の男指切りしていた 別れの港小島の鴎も 椿の花も見て見ぬふりした その涙都と小島に 三年過ぎた泣き泣きかすりは お嫁に行った来なけり

美智也さのさ – 三橋美智也

聞かせてネー今夜はジックリ ほんとの胸を聞けば言やせぬ 無理なんぞこんなあたしが ネエ 重荷なら好きなあたしも あきらめるあきらめるーそりゃァいけない よく聞い

あゝ田原坂 – 三橋美智也

雨は降る降る 人馬は進むかわい稚児どんが 濡(ぬ)れてゆくあゝ 散るが花かよ田原(たばる)坂下(さ)げた血刀 笑うて振れば風に飛ぶ飛ぶ 乱れ雲あゝ かばねさらす

君は海鳥渡り鳥 – 三橋美智也

海の鳥だと 承知で好いたにヨーなまじ翼が うらめしいいって聞かせてヨーいって聞かせてヨー銅鑼(ドラ)にせかれりゃ また泣ける波に身をもむ 波止場(はとば)の浮標

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