三代沙也可

  • 大阪ひとり – 三代沙也可

    故郷(ふるさと)捨てた 訳ではないわあのころ初心(うぶ)だった わ・た・し好きなあの人 後追いかけて来た街 大阪 広い街鞄ひとつに 夢ひとつあれは…十八 噂をたどり 出逢えたあなた一緒につかもうよ ゆ・め・を云われ過ごした 大阪の街見るもの 聞くもの 新しく時を忘れて 燃えましたあれは…二十才(はたち) 西日のあたる ふたりの部屋にあの人帰らない きょ・う・もやっと覚えた 大阪なまり手放す鍵に 「…

  • 湖哀愁 – 三代沙也可

    たたずむ湖 哀しさに涙がこぼれて さざ波揺れるどんなにどんなに 愛してもいつしか解(ほど)けた 心糸ホラ ホラふたりの思い出 たずねて一人忘れに来ました あの人を 落ち葉を踏むたび カサカサと音さえ淋しい 白樺小径どんなにどんなに 離れても恋しい面影 消せなくてホラ ホラ甘えて暮らした 二年の月日詫びても足りない ことばかり 飛び立つ白鳥 水音に怯(おび)えて女の 未練が騒ぐどんなにどんなに 泣い…

  • 寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい – 三代沙也可

    ちょいとそこ行く お客さんしけた顔して どこ行くのここは新宿 乙姫御殿タイもヒラメも フグもいる寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃい憂き世ひととき 忘れ酒 お金貯めても お客さんためちゃだめです ストレスはここは新宿 乙姫御殿歌も踊りも 嘘もある寄ってらっしゃい 飲んでらっしゃいたまにゃ浮かれて ばか騒ぎ 堅いばかりじゃ お客さんもてやしないわ 女にはここは新宿 乙姫御殿菫(すみれ)たんぽぽ 木瓜(…

  • 煙草占い – 三代沙也可

    煙草のけむりが むらさきの夜はあの人必ず 逢いに来るわたしの占い 疑わないであなたの恋も 観てあげようか?バーボンひとくち 飲みほしてから 煙草のけむりを ドーナツに吐いてのぞけば倖せ やってくるわたしの占い 疑わないでまあるい煙が 消えないうちに願いを三回 称(とな)えてごらん 煙草のけむりが 真白(まっしろ)な夜はお酒はひかえた 方がいいわたしの占い 疑わないであなたも体 大事にしてよ笑顔で楽…

  • おけさ恋港 – 三代沙也可

    おけさおけさと 寄せては返す波よ ひと言 便りはないか百の数ほど 月日がたつにかえるあてない あのひとよハァ 佐渡はふたりの佐渡はふたりの 恋港 ひとめぼれです あのとき あの夜(よ)踊りあかして 裳裾(もすそ)がぬれた旅のおかたと わかっていても胸がさわいで ねむれないハァ 佐渡はふたりの佐渡はふたりの 恋港 荒磯四十九里(ありそしじゅくり) この離れ島おんな泣くのも さだめでしょうか待って祈っ…

  • さやかの三度笠 – 三代沙也可

    風にせかされ 夢おいながら義理と情けの この歌業(かぎょう)決めたこの道 どこどこまでも!あなたの拍手と掛け声にホロリホロホロ… ハートのしぐれこれがさやかの三度笠 流れきままに 歩いてきたが唄ってつかんだ 花と夢持っております ごらんの通り!師匠の厳しさ優しさにホロリホロホロ… スイートしぐれこれがさやかの三度笠 数えきれない 出逢いと別れ忘れはしないよ いつまでも芸の山坂 まだまだ続く!あなた…

  • わたしの好きな姫島は – 三代沙也可

    わたしの好きな 姫島(ひめしま)はこころやさしい いい人ばかりハァー ここは国東(くにさき) 歴史に残るキツネ踊りで コンコンコン男ン子の 汗が飛ぶ姫島盆踊り 観音崎(かんのんざき)を たずねても好きなあの人 どこにもいないハァー 未練残した 拍子水(ひょうしみず)若い二人の アヤ踊り銭太鼓(ぜんだいこ)は シャンシャンシャン姫島 風が吹く 姫島灯台 照らしてよ恋の行方を 倖せ道をハァー 思い溢れ…

  • いい日がくるよ – 三代沙也可

    いのちを尽くして 光ってるあの星も この星も 小さな星も見上げるごとに 輝いてあしたを夢見て いつも光ってる時計の針は 止まっても時は止まらないいい日がくるよ 私にくるよきっとくる 季節を泣かせる 嵐でもあの花も この花も つぼみの花も寄り添うように 花籠(はなかご)で抱かれるその日を いつも待っている時計の針は 止まっても夢はとまらないいい日がくるよ ふたりにくるよきっとくる 輝く朝日が 昇ると…

  • ふたりの湘南~ソロ・バージョン~ – 三代沙也可

    渚のむこうに 夕日が沈みロマンチックな 夜がくる初めて逢った 海辺のテラスゆれて歌えば 夢が湧く見つめられたら 嬉しくてプレシャス マイダーリンふたりの湘南愛が 愛が はじまる ひとりで海を 見つめていたの遠くで聞こえる 愛の歌稲村ケ崎 富士が見えるよどこへ流れる 白い雲小さな倖せ 乗せてきてプレシャス マイダーリンふたりの湘南愛が 愛が ときめく カクテルライトが 甘く輝き島の燈台 虹を呼ぶ夜空…

  • もういちど江ノ島 – 三代沙也可

    あなたの面影 探しつつ鳥居を抜けて 女坂潮の香りも 懐かしく龍も恋する 鐘の音弁天様も もらい泣き ああ もいちど江ノ島 もういちどあなたと 歩きたい 渚のむこうに 光る富士遠く眺めて ひとり旅ゆれる想いに ときめいて心いつしか 燃え上がりそっとあの人 呼んでみた ああ もいちど江ノ島 もういちどあなたに抱かれたい 白波寄せ来る 稚児ヶ淵なにすすり泣く 浜千鳥月の照らない 暗夜(やみよ)でも島に夜…

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