一青窈

  • 腕枕 – 一青窈

    また起こさないようにそっと触れてみる「重くないんだろうか」気にした午前2時 君が笑ったどぎまぎらったらった昼間のことを思い出してるんだろうか君が笑った僕も笑ったらった寝返り打ってまた、好きになる 足で剥ぎ取ったまっさらな羽布団かけ直したあと二度三度また、かけるまだ見ぬ恋にときめいているみたい ガラスの靴を履いたまま 底なし沼 君が笑ったどぎまぎらったらった何が嬉しくて思い出してるんだろうか君が笑っ…

  • 黒縁メガネ – 一青窈

    スカートは制服以外履かなかったあなたに黒縁メガネよく似合ってたいつも一緒にいたね理由もわからないままいつもあやまってたよね深く考えることなんてさ要らないのに泣きながらあのさでもやっぱううん なんでもないあの時言いかけた言葉はなんだったの 教えて 「彫刻刀が転がる図工室に荻の風が吹くと絵が上手なのにぐしゃっと壊してしまっていつも理想と闘ってたね思い出がありすぎて心がうまく片付かない」 サイドだけ刈り…

  • i2 – 一青窈

    風まかせふと、揺れ揺られて気づいたの洗濯物にまぎれ「消えたくなる」 俄雨に振られ肩寄せ合う昼下がり晴れたらすぐまた離れてよそよそしくした 綿菓子みたいな甘い夢追ってマンホールの蓋で心を閉じ込めるみんな幸せそうにみえて 一人馬鹿みたい でももうまたすぐにいまも会いたい 会いたい いっそのこともう嫌ってくれたらイイのにな来週こそ行こう!って決めてた湖畔が遠くなって朱頂蘭のあるバルコニーいつかしゃっくり…

  • あひるの涙 – 一青窈

    川沿いに浮かぶ白鳥のゴンドラ水の上、金色のトロフィーあの頃の僕にくれてるみたい我慢比べのごほうび手を繋いでくれたから許すけどもう他の人にしちゃダメだよいたずらに心寄せたり引いたり君も世間がこわかったのかなゴールが違っただけさ僕には心が一つしかなかったもう誰も自分も傷つけないでねあひるの涙はこれきり 一日だって離れたくなかった何度か試してもダメだった最後に行った温泉旅行雲の親子、眺めてた想像出来なか…

  • あうん – 一青窈

    ツーといえばカーを求め睦まじきつがいで並んできたけど本当は、僕だけ自由にして歩いてきた誰かがいつも縁の下で担いだあゝ煉瓦の碑になる人を食い また祈り悲しみも無駄な戦いもぜんぶ抱きしめて青春の先に待つまだ知らぬ旅を続けたい ああといえばうんと答えわがまま放題にやってこれたのは三子の魂さ名前のない赤子だから仏も誰も彼も偉いも何もない産み落とされただけ人は闇人は海 許されて 何度許された 悲しみの奥に隠…

  • ダイスキダイキライ – 一青窈

    噛んでしまう癖、先っちょストローでわかるよ靴を脱ぎっぱなし、しょっ中you don’t have to fix itあたしの気持ちどんだけすんごくおっきぃか知ってる?ならいい そのままでいい欲しいことばかり yeah言ってくれるなら yeah wowダイスキダイキライI’m gonna be your home 髪をピンクに染めたってノーコメント“say you love …

  • カノン – 一青窈

    GPSなんか使えない船上How do I find you? How do I find you?何時何分に輝くの☆アクエリアス導いて望遠鏡とカレンダー欲しいものがあるわ近似値でいいわCut it deeplike French doll makers欲しいものがあるわ頭文字でいいわだから あなたもえぐるように ねぇカノン カノン カノンカノン 繰り返し呼んでカノン カノン カノン あたしの名前カ…

  • 僕をみて – 一青窈

    僕のことでしょ僕のためなんでしょ泣いてることも知ってるよ困らせたくないよなのに、不安になるんだどうして大人はみんなややこしくするんだろう ただ 僕をみてて心のなか のぞいてうまく言えない時こそいてねただ 一緒にいたいんだ あれも欲しい「ちょうだい」これも欲しい 夜の虹!たくさんのぬいぐるみより手を繋いでてほしい ただ 僕をみてて心のなかにいてねえ世界を掴むその瞬間にただ 一緒にみていて 居場所なら…

  • シンデレラ・ハネムーン – 一青窈

    いつでも二人は シンデレラ・ハネムーン時計に追われる シンデレラ・ハネムーン好(この)みの煙草(タバコ)あと一本になりあなたはやるせない目をして見てる肩でもいいわ しっかり抱いてよルージュもいつか乾(かわ)いた色になり言葉は一つおやすみ残すだけ 日ぐれにはじまる シンデレラ・ハネムーン夜ふけに別れる シンデレラ・ハネムーンこのまま朝が訪れそうだけど重(かさ)ねたくちびるがつめたくなってせつなさなん…

  • 耳をすます – 一青窈

    あなたがいなくても夜明けが暗くても確かに世界は周るのだけどこれから開こうとしていた黒き瞳はあなたの歌を待っていた いちばんかけてもらいたかった言葉をいちばん大好きな人にかけてあげればいい ただ、それだけ「愛してほしい」「愛してほしい」「愛してほしい」あなたの声が聞こえる私はただそれに耳をすます 愛します 愛します 愛しています どんなに面影を探し続けてもはるかな過去はさも merry-go-rou…

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