ヨルシカ

夕凪、某、花惑い – ヨルシカ

夏になる前にこの胸に散る花火を書いた
夜が来るから明後日の方ばかりを見てる

口に出してもう一回
八月某日を思い出して
僕には言い足りないことばかりだ

ギターを鳴らして二小節
この歌の歌詞は380字
ロックンロールを書いた
あの夏ばっか歌っていた

さよならだけじゃ足りない
君に茜差す日々の歌を
思い出すだけじゃ足りないのさ
花泳ぐ 夏を待つ
君は言葉になる

忘れないようにあの夏に見た花火を書いた
想い出の僕ら、夜しか見えぬ幽霊みたいだ

何にも良いことないんだ
この世は僕には難解だった
君が教えなかったことばかりだ

ピアノを弾いてたホール
あのカフェももう無いんだ
僕らを貶す奴らを殺したい
君ならきっと笑ってくれる

このままじゃまだ足りない
僕ら花惑う風の中を
思い出すほどに苦しいのさ
夏が来る 夢を見る
心に穴が空く

唄歌うだけじゃ足りない
君に茜差す日々の歌を
美しい夜が知りたいのだ
花惑う 夏を待つ僕に差す月明かり

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