ユージオ(島崎信長)

Waking the belief – ユージオ(島崎信長)

剥がされた惨めな瘡蓋(かさぶた)は消えて
嗚呼、もう顕(あらわ)になる傷
真偽より苦しみが心を殺す
崩れ落ちる先 慈悲の毒沼よ

愛に乾く声を 己に問い 渦巻く
哀れ…泣き出す赤子の様
どんな愛でもいいと この手を捧げていた
空洞満たし溶かし 全て忘れられるなら…

何も無いさ 苦しみも戦う意味も
彼の人こそ全て だというのに
何故!何故!何を!問いかける…!

生温い光が閉ざす箱庭を
微かに罅(ひび)割れた先へ
救いに拐かされ迷い込んだ
魂を導けよ 己の手で真実を選びとれ

自らの弱さを 弱さの罪を 贖いに行こう
果たすことは一つ 結んだ想いを信じ
切れることない絆 この剣と共に 握って離さぬこと

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