晴れない空に吐いたため息
頬を濡らす雨
今朝見た天気予報は見事外れた
他人の視線を気にしては
長めの前髪で閉ざす世界
ヘッドフォン聞こえないフリ 流したままの
声が胸を締めつけていく
覗き込むみずたまり いっそ 逃げられたら
Cry out また降り出した雨の中 叫びだすように
溢れ出した弱さごと そっと 掻き消してくれないか
周りのフリを見様見真似 当たり障りない相槌を打つ
必死に作り上げた硝子の仮面 「どんな役も演じてみせるよ」
覗き込む水たまり どんな顔 したらいいの
Cry out まだ降り止まぬ雨の中 見つからないように
隠れて泣いてるぼくを 遠く 連れ去ってくれ
きっと何度足掻いても ぼくはぼくにしかなれない
ありのまま抱きしめた 一緒に歩いて行くから
Cry out まだ降り止まぬ雨の中 見失わぬように
埋もれた声の中から 泣いたぼくの手を引いて
Cry out また何度でも雨の中 逃げ出しても
繋いだこの手はずっと もう離さない
響く ぼくらの声 きみの叫びも連れて行くから
響く ぼくらの声 きみの心も連れて行くから
滲む視界の中で みずたまり映るぼくらが笑う
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