愛から醒めた 君が まだいる
片付けられた 船底に いる
こんがらかった 2人の
鎖を引き抜いて
錨はもう 錆びついて
ここに沈めよう
冷たい風 びゅっと吹いて
僕ら 海辺の酒場へ
終わりの酒 ぐっと飲んで
少し浮かれて みるだけ
鮮やかに 散れそうにない
薔薇の蕾の 螺旋の輪に 抱かれて
愛から醒めない 僕が まだいる
居座り慣れた 助手席に いる
見上げれば 青空が
屋根があったはずだ
前を見れば 緑の
丘が見えてる
湿った風 びゅっと吹いて
僕ら Rosebud Heightsへ
後ろ向きに ぴょんと飛んで
僕ら Rosebud Heightsへ
鮮やかに 散れそうにない
薔薇の蕾の 螺旋の輪に 抱かれて
こんがらがった 2人の
糸をたぐらないで
何かを取り戻そうと
したいわけじゃない でも
湿った風 びゅっと吹いて
まずは Rosebud Heightsへ
後ろ向きに ぴょんと飛んで
僕ら Rosebud Heightsへ
夜明けが来るよ もうすぐ
鳥の囀る声が いまだ 聞こえない
僕らの屋根は 青空だった
僕らの船底は 遊び場だった
君は 1行目から いない
誰も住んでない Rosebud Heightsで
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