入学式の日 声をかけてくれた
出席番号順に座ると 前と後ろだった
テスト期間は勉強という名の
先生の悪口大会したね
白い答案用紙を
手渡してくれた君が
白いドレス姿で
あの日のように振り返る
今日から君は名字が変わる
新しい名字じゃ 出席番号が離れるよ
今日から君は籍を入れる
あの日の僕らの席が遠く離れる
美術部に入り 君はすぐ辞めた
出席番号順に座ると 絵を描いてくれた
君はすぐ僕に話しかけるから
先生にいつも怒られていたね
白いノートにいつも
落書きしていた君が
白いドレス姿で
漫画みたいな大粒の涙を流す
今日から君は名字が変わる
新しい名字じゃ
出席番号が離れるよ
今日から君は籍を入れる
あの日の僕らの席が遠く離れる
サヨナラ あの日の僕ら
サヨナラ 君の綺麗な名字
みんな 輪になって手を重ねて ファイト オー！憧れの舞台はりきって 君のもとへ！いざ 近づく ドキドキひざ ちょっと ガクガク！？大丈夫！抱きしめて あ・げ・る
心のタクトが導く空 輝き 忘れないでいて斜めによぎる星 見つけても三度 願い 唱えきれなかった近づくほど 見えなくなるけど止まらずに 追いかけ続けた日々踏み出す
君と別れて僕は壊れそうだ記憶飛び散る激しい音がした君と過ごした優しいあの日々が粉々になる凄まじい音がした恋が崩れる音を知ってるかドンガラガッシャンバーンっていう
黒髪がいつも揺れている空前絶後の音がする赤紙がいつも貼られてる汚れた睫毛が濡れているスカートはいつも汚れてる青色のアザが濁っているサイトはいつも荒れている液晶画
あなたと白いベッドにシミを作るシーツの波打つシワで上手に隠すのあなたと夜 身体を重ねることがあたしの唯一の幸せあなたがベッドで誰かの名前を呼ぶシーツのこすれる音
新世界の路地裏を歩く誰も信じれず逃げてきた通天閣真下 少年がいるアザだらけ うずくまってる新世界の路地裏で二人少年のアザに消毒を痛そうに震える少年その手を握りし
君がよく着てた 黒いYシャツ僕のお気に入りの 黒いワンピース僕ら二人の時間を殺した共犯者の証みたいね僕がよく脱がした 黒いYシャツ君に汚された 黒いワンピース僕
好きなことしかしたくない今やりたいことしかしたくない大人に悪態つく私を君は笑ってくれたスマホゲームをしてる私の隣で本を読んでる君は私のラスボス裏技も効かないやつ