ミムラス内藤彰子

椰子の実 – ミムラス内藤彰子

名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ
故郷の岸を 離れて
汝はそも 波に幾月

旧の木は 生いや茂れる
枝はなお 影をやなせる
われもまた 渚を枕
孤身の 浮寝の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新なり 流離の憂
海の日の 沈むを見れば
激り落つ 異郷の涙

思いやる 八重の汐々
いずれの日にか 国に帰らん

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its not anything special – ミムラス内藤彰子

歩道橋から振り向いたら あの日の君がシャツをつかんでた放課後に拾った石を 大事そうに宝箱に入れて好きな色に塗って並べてごらんよ 私だけの魔法を思い出してit's

レモン色の光の粒 – ミムラス内藤彰子

ぱっと開ける 走り出してく!何か始まるファンファーレあなたが笑うと広がってゆくレモン色の光の粒話しかける柔らかな声 冬の朝をほどいてゆく箱につめた想いがこぼれだ

何の役にも立たない気持ち – ミムラス内藤彰子

ときには小さい子のように 私をなでてくれた思い浮かぶのは優しかったこといつも2人だった駅は 虚しい帰り道君は死んでしまったと思いたいもう出ないほど泣いた目を拭き

ピアノ – ミムラス内藤彰子

小さい頃 私に何度もピアノはいいのよって言っていたそれが本当だと知ったのはあなたと歌ってる今おもちゃのホットケーキをどうぞと出すと食べるふりタイクツな日には何回

愛したい – ミムラス内藤彰子

恋人と違うひとを抱いてしまうなんて本当の心は満たされたのかい?「マチガイは誰にでもあるから、隠し通すのがキミへの優しさなんだよ」「人なんてそんなものだよ」ってみ

川沿いの家 – ミムラス内藤彰子

川沿いの窓を開けて 町の音を聞いてる好きなだけ眠ったら 世界が静かになったのゆっくりシャワーを浴びながらいろんなこと考える一番伝えたかったことを君に伝えられたか

君と話す夜 – ミムラス内藤彰子

ざわざわと心が騒ぐ日は今から少し歩きに行こうって君に電話する不確かで苦い恋のはなしけむる0時の通り 並んで歩いていく君と話す夜どんな思いもわかるよって笑う君のと

54321 – ミムラス内藤彰子

ハートビート 目を閉じて聞きながら途切れ途切れのニュースが過ぎてくあと五分で世界が終わってしまうから冷たい背中に手を伸ばしてYou&I 繋がっていく 光の射す方

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