マリアンヌ東雲

プールサイド・プリテンダー – マリアンヌ東雲

プールサイドのVacancy 水しぶきと歓声
まぶたの中はオレンジ 濡れた髪は重い

阿漕な夏の日差し あられもない水着
みんなみんな幻 遠い昔の話

臆病者になった君は駄目ね 弱腰逃げ腰じゃ
愛はつかめないと 気づいた時すでに遅し
夏の速度は光なの

プールサイドのPretender 熱い水 耳の中
川は深いし山は高く 行く気が失せた
全部水抜いちゃえば 出るわ出るわお宝
こんなワンダーランドが 騙し取られてしまった

あのときの暑い夏 あれは何処へ
燃えるような愛も 今は消えてくすぶっている アルバムの中で
夏の欠片を 返してよ

アァ…アイスも溶けてきて 腕につたい落ちた
バスが来るまでまだちょっとあるみたいなの
雨雲が追ってきた 隠れる場所は何処にも 見あたらない 田舎だから
雷光った バスタオル落とした
朝のウェザーリポートは的中 いやな流れね

プールサイドの傍観者 あの時も言えなかった
眩しすぎる太陽が 全て狂わせてしまった

臆病者になった君は駄目ね 弱腰逃げ腰じゃ
愛はつかめないと 気づいた時には全て終わった
夏の欠片は プールの底に沈んで光と消えた

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