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山のロザリア – ボニージャックス

山の娘ロザリア
いつもひとりうたうよ
青い牧場日暮れて
星の出る頃
帰れ帰れもいちど
忘れられぬあの日よ
涙流し別れた
君の姿よ

黒い瞳ロザリア
今日もひとりうたうよ
風にゆれる花のよう
笛をならして
帰れ帰れもいちど
やさしかったあの人
胸にだくはかたみの
銀のロケット

一人娘ロザリア
山の歌をうたうよ
歌は甘く悲しく
星もまたたく
帰れ帰れもいちど
命かけたあの夢
うつりかわる世の中
花も散りゆく

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夢去りぬ – ボニージャックス

夢いまだ さめやらぬ春のひと夜君呼びて ほほえめば血汐おどるああ 若き日の夢今君にぞ通うこの青春の夢もさめて散る花びら過ぎし夢は はかなく消えて悲し 今はただ君

ああ玉杯に花うけて(一高寮歌) – ボニージャックス

嗚呼玉杯(ぎょくはい)に花うけて緑酒(りょくしゅ)に月の影やどし治安の夢に耽(ふけ)りたる栄華(えいが)の巷低く見て向ヶ岡にそそり立つ五寮の健児意気高し芙蓉(ふ

琵琶湖周航の歌 – ボニージャックス

我は湖(うみ)の子 放浪(さすらい)の旅にしあれば しみじみと昇る狭霧(さぎり)や さざなみの滋賀(しが)の都よ いざさらば松は緑に 砂白き雄松(おまつ)が里の

七里ヶ浜の哀歌(真白き富士の嶺) – ボニージャックス

真白き富士の根 緑の江の島仰ぎみるも 今は涙帰らぬ十二の 雄々しきみ魂に捧げまつる 胸と心ボートは沈みぬ 千尋(ちひろ)の海原風も浪も 小さき腕に力もつき果て 

さらばナポリ – ボニージャックス

なつかしのナポリさらばふるさと楽しや思い出いつも忘れん空は青く澄み海は静か美わしふるさといつも忘れんああ慕わしの思い出は胸にみつる美わしやああふるさとああなつか

一週間 – ボニージャックス

日曜日に市場へ出かけ糸と麻を買って来たテュリャ テュリャ テュリャテュリャ テュリャ テュリャリャテュリャ テュリャ テュリャ テュリャリャ月曜日にお風呂をたい

フニクリ・フニクラ – ボニージャックス

赤い火をふくあの山へ登ろう 登ろうそこは地獄の釜の中のぞこう のぞこう登山電車ができたので誰でも登れる流れる煙は招くよみんなを みんなをゆこう ゆこう 火の山へ

北帰行 – ボニージャックス

窓は 夜露に濡れて都 すでに遠のく北へ帰る 旅人ひとり涙 流れてやまず夢は むなしく消えて今日も 闇をさすろう遠き想い はかなき希望(のぞみ)恩愛(おんあい) 

ポーリュシカ・ポーレ – ボニージャックス

ポーリュシカ・ポーレポーリュシカはてしない野をゆくひづめの音おお たくましつわもの娘たちは 別れをおしむよいとしひとはいま行くおお たたかいめざして娘たちよ み

かわいいあの娘 – ボニージャックス

かわいあの娘(こ)は誰のものかわいあの娘は誰のものかわいあの娘は誰のものいえあの娘はひとりものかたつむりはどこから川からたんぼへ恋人はどこから目から心へノーナマ

手のひらを太陽に – ボニージャックス

ぼくらは みんな 生きている生きているから 歌うんだぼくらは みんな 生きている生きているから かなしいんだ手のひらを太陽にすかしてみればまっかに流れる ぼくの

あざみの歌 – ボニージャックス

山には山の 愁いあり海には海の 悲しみやましてこゝろの 花ぞのに咲きしあざみの 花ならば高嶺の百合の それよりも秘めたる夢を ひとすじにくれない燃ゆる その姿あ

雪の降る街を – ボニージャックス

雪の降る街を 雪の降る街を思い出だけが 通り過ぎて行く雪の降る街を遠い国から 落ちて来るこの思い出を この思い出をいつの日か包まん温(あたた)かき幸せのほほえみ

白い花の咲く頃 – ボニージャックス

白い花が咲いてたふるさとの 遠い夢の日さよなら と云ったらだまってうつむいてた おさげ髪かなしかったあの時のあの白い花だよ白い雲が浮いてたふるさとの 高いあの峰

はるかな友に – ボニージャックス

静かな夜ふけに いつもいつも想いだすのは おまえのことおやすみやすらかに たどれ夢路おやすみ楽しく こよいもまた明るい星の夜は はるかな空に想いだすのは おまえ

この道 – ボニージャックス

この道はいつか来た道ああそうだよ アカシアの花が咲いてるあの丘はいつか見た丘ああそうだよ ほら白い時計台だよこの道はいつか来た道ああそうだよ お母様と馬車で行っ

椰子の実 – ボニージャックス

名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ故郷の岸を離れて汝(なれ)はそも波に幾月旧(もと)の樹は生いや茂れる枝はなお影をやなせるわれも亦(また) 渚を枕孤身(ひ

もずが枯木で – ボニージャックス

もずが枯木でないているおいらは藁をたたいてる綿挽車はお婆さんゴットン水車もまわってるみんな去年と同じだよけれどもたんねえものがあるあんさのまきわる音がねえバッサ

オナカの大きな王子さま – ボニージャックス

オナカの大きな 王子さま白いお洋服が やぶれそうだよ金のボタンも とれそうだよ魔法使いが 持ってきた空とぶじゅうたんに 乗りたいな空より高く とびたいなこんなに

ちいさい秋みつけた – ボニージャックス

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