ベルマインツ

  • 笑ってほしいよ – ベルマインツ

    絶え間なく続く日々すり減らした表情見せる君に何ができる?分からない、だから考えてみる テーブルが埋まっていく焼きあがるピッツァ 窓に映る二人変わらぬ君の顔時間だけがただ過ぎていく 途切れた会話の間 狼狽えている弾むトークテーマ ずっと探している苦し紛れの冗談 あてもなく漂った君に笑ってほしいよ 今じゃない、ここには無い僕じゃない何かを見つめている忘れないで 二人今向かい合わせにいることを いつか教…

  • ゆえに希望など – ベルマインツ

    片手で覆えるほどの小さな拳にやられた!痛くもかゆくもなくてむしろ僕を癒やす一撃 まだまだ先の事を思い浮かべて にやりもれなく不確かな未来ゆえに希望など背負ってくのです 蛍の光が流れ大急ぎで用事を済ませる昨日からずっと悩んでた事もなんてことなく決められたりして まだまだ先の事と思ってたことばかりもれなく不確かな未来そこで見つけていく幸せ 青い果実と伸びていく影と愛の光を混ぜ合わせたいんだね 僕らが言…

  • 街のテーマ – ベルマインツ

    今日は街へ出るから靴下ひとつで頭を抱えて これ以上ないくらいの支度をしたってすり抜けてくるトラブル 大抵のロマンなんていつか誰かに教わって知らず知らずのうちに辿る空想の轍 僕ら出会った街をあなたが去るなら寂しくもなるさ 空港で見送る朝の別れのシーンもあっさり終わるもんだね 帰りのバスに揺られいまさら遅れて涙なんてことない言葉伝えられてよかった もはや棒読みのアニメ映画むかし読んだ宇宙のお話僕にでき…

  • 風のゆく先 – with 鈴木迅, 井上花月 from Laura day romance – ベルマインツ

    夜に混じるさみしさの予感不意打ち流れる雨粒もいつもどおり街が目覚める頃に帰ります与えてばかりの君はいま眠りに落ちて 真夏の夜にくちなしは香りあの日を思い出さないでいられる術など僕は知らない 神様だけに分からない憂鬱昨日の忙しさもどうにも抜けてないがヨーグルトより少しだけ甘く不真面目な僕のひたむきな日々が溶け出す 真夏の夜に体を預けて風のゆく先この眼で見届けたいの真夏の夜に聴きなれた歌でほどけた心の…

  • Foolish – with SUKISHA – ベルマインツ

    初めて出会ったのはガラス張りの連絡橋草木も人も振り回す波打つ風に見惚れてた ひさびさ選んだネクターを振らずに開けたね いつかみたいしまった!なんて言うけれどもしや わざとだったりして これまでだって僕ら楽しくやってきたさこれまで以上なんてあるのかな だけどこれまで以上を望んでる愚かな僕を叱るかな 素直な君のひとことに何度も助けてもらったよ胡桃のパンをちぎっては僕に一口くれたよね 残りのパンを 頬張…

  • 摩天楼 – ベルマインツ

    いいこと聞いた そのときすぐに伝えたい人が 頭に浮かんだ雲に隠れて いまは見えないけれど高く高い摩天楼 確かにあると知った この街の隅々まで 吹き渡る風を頼りに進んでいくただ背中を押すばかりではないようですので夜が明けたら 船を出そう 水田の鏡 浮かぶ星々眠気を誘う 電車の揺れ冷たい空気 朝の光頬を撫でる 大気が動く 故郷を一度でも離れたことのある人だけが知るにおい駅に着いた 迎えを待つそれまでひ…

  • Call – ベルマインツ

    帰り支度の最中にひとことだけ言い残して 僕の返事なんて聞かずに遠ざかっていく足音と君のなまえ呼ぶ声窓枠が肌にかける日差しのボーダー このまま家に帰るにも 何かしなきゃ落ち着かない君に褒められたスニーカー 珍しく洗ってみようか 頭の中を駆け巡りあそばせ「今夜、電話掛けるから」なんて高鳴る胸に気付かないでいてね遠まわりでもして帰ろう いつもは曲がる階段を通り過ぎて新しく建ったブランジェリー バターの香…

  • ミラーダンス – ベルマインツ

    すべてを見透かしたような 止り木からの微笑長い眠りから醒めて ゆめうつつの調べ 凍える身なり つれない惑星 途方に暮れる不意の始まり ひとりぼっちの旅 夢の中で見た夢の 僕らなら上手く踊れた砂の上の城から そろそろ出て行く頃か 気高い天井画に 惚れ惚れとしてる間にすれ違った人は あなただったのかも 手を伸ばしても 触れられないのは手を伸ばしても 届かぬ距離だから 夢の中で見た夢の 繋ぎ目を見失いひ…

  • さざめき – ベルマインツ

    騒々しい虫の声と薄明かりの帰路肩を透かす風は 掬うように塵舞い上げ 積もり積もる時の中で草の薫り 煌めく粒を君の見てる前で くすねて旅を図る 知らずの庭で 眠れる星回り揺れる身体を 抱きしめる街へ 肌に触れた 冷たい気配の生まれた場所も 知らないままで雲に隠れた月の光さえも味方につけられるなら どこか煙たい車を追った街の騒ぎは思い出せない 窓を叩く風は捻れて かき立てた不安を置いて 次へ躊躇わず …

  • 浮かれてた – ベルマインツ

    はっとした拍子に思わず手を滑らせる大丈夫と見過ごして気が付けばただ浮かれてた 飛び散った欠片をひとり集めていつのまにか切れた指の傷を舐める 遅れてくる孤独と痛みが「迂闊だったな」と嘲るようだ酔いも醒める 壊れたカップの代わりは見つかっても絆創膏濡らす度 開いた傷口が笑う後悔したってもう取り返せはしないけど忘れられやしないってこうあなたの傷がいたんでは お喋りな口も気づけば塞がって名残惜しさの形さえ…

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