ピロカルピン

  • 檻 – ピロカルピン

    何かが欠けている退屈は動けない檻 石になった毎日迫り来る焦燥に気が狂う夜 月に吠えてる あいつをつぶせ 悲しみよ眠れ穏やかな夜明けは いつになる今はただ眠れこの先は知らない 神のみぞ知る 誰にも話せない 残酷さ気付けばもう 鬼になった毎日降り積もる苛立ちに耐えられずに 空に吠えてる あいつをつぶせ 苦しみを叫べ穏やかな世界は いつか来る今はただ叫べいつかは微笑みを 仏の様に 悲しみよ眠れ穏やかな夜…

  • サマーデイ – ピロカルピン

    あれは確か夏の星座遠い記憶プラネタリウムは夢の中 時がたって 目をさませば消えてしまう玉手箱の煙のみたいだ カルピス飲み干して夜空を見上げたら時間がほどけた 夏の流星は 思いがけないノスタルジーです思い出して 苦くて変な痛み続く冒険は 昔のままの遊覧船で忘れかけた あの場所へと向かう不思議なサマーデイ それはいつも 笑っている古い記憶フイルム写真は夏の色 幼き日の魔法はどこに消えてしまうタイムカプ…

  • その幕が上がる時 – ピロカルピン

    そう 叶うって 信じてた大人になっても子供の心のままで強くなれる 運命が動き出す今 幕が上がる時乗り移っておくれよ 照らし出す光 ステージの上羽ばたくように 夢を見てた今 私は何処にもいないうたかたの世界 過酷な日々浮き世に この身を捧げて今 今 今 踊る きっと無理って 言われてた後ろ指さされ子供のままでいたいのに大人になる 傷が輝く時いつかその日は来ると信じられた なぜだろう アリアの歌声 拍…

  • 雨の日の衝動 – ピロカルピン

    あれは 冬の日遠くで 声が聞こえたんだ恨むこと無く正しく生きてゆきなさいと 遥か昔に きっと出逢っていた宇宙の果てに 取り残されたまま想いはいつも 届かないでいるのさ 雨の日の 青い衝動答えの無い 謎の中もがくように 祈るようにどめどなく 揺れる波が 傷つける 青い衝動心臓が張り裂けるせめて 晴れてたらいいのに あれは まぼろし夜更けに 何か感じたんだ悩むこと無く一人で生きてゆけるはずと 次から次…

  • 夢十夜 – ピロカルピン

    全部夢だよわかりかけているだろう 君でも 真実は何処にも無いのさ知らないフリで 生きて行こう 運命は 一瞬でそう消し去れるって事に心臓が 早鐘を打ち妄想を 閉じ込める 無くした物を 探しに来たっけこの世は寒くて 嫌になる無くした物も 忘れてしまった今日から 世捨て人ああ 全部嘘だよわかりかけているのさ 僕でも いつまで 続くのか分からないけどとりあえず 生きてみよう エンジンが かからないまま動き…

  • 人形の部屋 – ピロカルピン

    遠くを眺めるための 小さな部屋心のイメージ飛ばす 木々の香り誰にも知られていない 不思議な部屋 何度も 何度も 何度も問いかけるけどこだまする声が 悲しげに鳴り響く 閉じ込めたまま 訳も知らずぐるり ぐるり 繰り返す時やりたい事に 飲み込まれる前に逃げ込み 消された過去 小さな箱で 誰も知らず朝と夜を 繰り返すのに意味など無いのがいい 鏡の向こうに映る 私の部屋頭のイメージ壊す 日々の香り心のイメ…

  • キューピッド – ピロカルピン

    流れに逆らい 亀裂に逆らう変なでくのぼう あの日が分かれ道だった事を知っていたのに 再会を胸に 空へ帰って生まれ変わる時を待ってふらふらと さすらう人に 神のご加護を真面目な人にも 夢見る時をトゥルトゥ トゥルトゥ夜が明ける やさしい人には 愛の勇気を寂しい人には 時の木陰をトゥルトゥ トゥルトゥ風が吹いてる 知らずに戦う 蹴落とし戦う変なヒーローあの日が最後の日だった事を知っていたのに アンコー…

  • 秘密 – ピロカルピン

    失われた時間を 巻き戻してくれた知られてはいけない秘密 許された者たちだけが乗る事の出来るレールを壊したいと 願ってた 遠い場所から 見ているだけじゃわからないことばかりでしょう羨むことも出来ない 遥か広がる 宇宙の向こうから生まれて来るのは 暖かな春の旋律 ああ 失った時間を 巻き戻してくれた誰にも知られずに 消えてく傷跡 ああ 悪い夢を見ても うなされ続けよう知られてはいけない秘密 許されぬ者…

  • 人生計画 – ピロカルピン

    のめり込んだ 夢追い人は五里霧中ゆがんだ 時空気づけば時が過ぎていた 極めろ道 長いものには巻かれずに信じた道 どこまであるか見てみたい 空を見てた滲んでいた私は無力で少ない星たちの光の粒が語り出したら 星降る夜の人生計画過ごした日々を無駄にしないでね迷い 悩み 学び 笑いそれが光になる 明けない夜の 人生計画幼き日々は時の彼方まで遠い 遠い 遠い 空へ 飛び込んだら 脇目も振らず 無我夢中思い込…

  • 3分間 – ピロカルピン

    何度だって立ち上がる音の海へ飛び込む夜 いつだって信じてる青いメロディ 灯す光 乾き出した世界干からびてく未来めくるめく時の手品を見せて 3分間に夢を見て命がけどうしようもない運命の明日はどっちだ 3分間で夢を見てせーので行くエンディングは待ってくれない先へ進め 何にもしたくない音の波に揺られる夜いつだって信じてる青いメロディ 強い光 変わり果てた 時代新しくない 未来めぐりゆく 時の魔法を見せて…

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