ヒデオ銀次

北港哀歌 – ヒデオ銀次

縁も所縁(ゆかり)も無い町に
軋(きし)む列車を乗り継いで
夜明けの駅に 降り立って
海鳴り聞いたの二年前
泣いてもいいよと
泣いてもいいよと 風が吹く
南風止まぬ 時化(しけ)止まず

そのまま 港で働いて
そのまま 町に住みついて
あいつの写真 見せながら
行方をカモメに聞いたっけ
泣いてもいいよと
泣いてもいいよと 風が吹く
南風止まぬ 時化止まず

冬には寝返り打つだけで
誰かを探す癖が出る
ひとり寝 膝(ひざ)が冷たくて
涙で指先 温めた
泣いてもいいよと
泣いてもいいよと 風が吹く
南風止まぬ 時化止まず

泣いてもいいよと
泣いてもいいよと 風が吹く
南風止まぬ 時化止まず

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