ヒグチアイ

  • 自販機の恋 – ヒグチアイ

    僕は君がいいだから僕を選んでくれませんか? そんな優しい顔で見つめてくるってことはちょっとぐらいちょっとぐらい自惚れてもいい? またご飯いこうねって誘ってくれたってことはちょっとぐらいちょっとぐらい自惚れてもいい?いいよね 自動販売機の前で始まる恋の行方は右か左かわからないでも君の心確かめたい つめたいのとあったかいの甘いのと甘くないのどっちがいい?どっちがいい?好きなの教えて変わり映えのない日々…

  • 祈り – ヒグチアイ

    晴れた日には肌を焦がして君と同じ地図を作ろう寒い日には息を白くして雪が舞う日は共に震えよう どんなときだって二つは一つだって約束したから心はいつも君のもの 手をあげて声をあげて足鳴らしてここにいるよ歌に乗せて名前呼んで願ってるよ祈ってるよ 君が笑う時はいつでも悔しいことがあった時でしょだから君が泣く日は僕が笑うからほら 一生分の涙見せてよ 明けない夜を越えてここまできたんだね君だけを信じて本当によ…

  • 小さな夢 – ヒグチアイ

    僕の夢は 夜明けを見ること朝日の欠片が散らばってあくびをすれば夜が笑う わたしの夢は 時計を直すこと父の形見の腕時計が脈を吸い込み動き出す 秘密にするほどじゃないでも誰にも言えない夢叶えたときには教えてあげる 僕の夢は 車に乗ること星を探しに行こうよ雨の降る夜にも 僕の夢は 君を許すこと悲しいバトンを受け取って僕はアンカー ゴールするのさ 秘密にするほどじゃないでも誰にも言わない夢叶えたときには教…

  • 誰でもない街 – ヒグチアイ

    今夜も不確かな記念日欲が渦巻く最果てタウン深夜帯 無数のサイレンゴールデンタイム 始めよう グッバイグッナイ焦燥競争 ああ時間が止まればあなたはわたしを見つけるかしらああ時間が止まれば許せないことも愛せるかしらもうどうにでもなればいいもう明日のことは知らない酒をくれよ 失せろ 冷蔵庫の中には凶器が冷えているのさ開かないように鍵を隠したロックグラス グッバイグッナイ煩悩妄想 ああ時間が止まればわたし…

  • この退屈な日々を – ヒグチアイ

    愛してる、の言葉よりも愛してる、が伝えられる言葉はあるのかな 大切にすればするほど離れてく、この気持ちに終わりはあるのかな よかったことばかり思い出してあなたとの日々を進めてゆくその日々のことを愛と呼ぶのかな誰も知らないなら決めていいよね バカじゃないけどバカしたいただそばにいれば満たされるみたいに続きたい、永遠になりたい目を見て話せば知りすぎてしまうまだあなたを探したい 本当を伝えたいのに本当の…

  • ネオンライトに呼ばれて – ヒグチアイ

    初恋をあなたとしよう知らないこと調べてみようどこまでも沈んでいけそう口渡しで空気与え合おう 初恋をあなたとしよう知ってることもやり直そう偽物から本物見つけよう片時も手を離さないでいよう わたしが選んだあなたはわたしを選んで正解よお似合いの二人はハッピーエンドを超えるから ネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで眠らないで触れてみてどんな女の子とも違うよネオンライトに呼ばれて 朝が来るまで眠らないで語り…

  • いってらっしゃい – ヒグチアイ

    ずっと探してた 捧げた心臓の在処本当の想いを教えて 夢物語でいいから 最後になにがしたい?どこに行きたい?わたしはね 帰りたいよ一緒の家に帰ろうよ もしも明日がくるのならあなたと花を育てたいもしも明日がくるのならあなたと愛を語りたい走って 笑って 転んで迷って 庇って 抱いてまた会えるよねおやすみ ずっと気付いてた 強がりだらけのあなたがたどり着いた答えの先に 大人になっていたこと 掴んだ手を振り…

  • ランチタイムラバー – ヒグチアイ

    つまり これは恋だってこと?気付いてからは節約をやめたんだふわり 春風が吹いたからいつもの店に吸い込まれていくのよ 自動ドアの向こうにあなたを見つけるその前で透けてるわたしは服を撫でる目立ちたいわけじゃない見てほしいわけじゃないだって あなたの顔があなたの髪があなたの指が動くのを見逃したくない今だけなんだ限られてんだ美味しそうに食べるあなたが好き名前も知らない なにも知らないランチタイムラバー い…

  • しみ – ヒグチアイ

    シャワー浴びながら思い出した後悔の夜流しても擦っても落ちないシミは鏡の中 頬に刻まれる どうにかしなきゃともがいたところであの日の罪を消すことは無理だ期待しないで 背中丸めて日陰を生きていこう そんなもんだろう そんなもんだろう人生なんてそんなもんだろうって言うほど 思うほどそんなわけがないと思ういつだって素顔でいたい恥ずかしくも恥じていたい愛せなくてもいいの愛されていたから諦めに似たようなああ …

  • サボテン – ヒグチアイ

    持っていくもの 捨てていくもの2人で買ったもの 捨てていいもの引っ越し先の 部屋は狭いからほんとに大事なものだけ抱えていくよ これぐらい1人でできる最後の日まで強がってるの元気でねときみは泣いたわたしはこんなときまで笑ってた バイバイ 捨てられないプライドだって立派に育ってるんだよ守られたいときに限ってきみはどっか行ってたんだよ1人じゃいられない けど1人でも大丈夫背伸びだってわたし ジャンプした…

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