バル

むらさき – はる

むらさき色した こもれ陽ながんで
いつもの逢瀬(おうせ)が はじまり はじまり

琴の奏(しら)べが届くこの間で
午後の祭りをいたしませうと
あなたとわたし 歌をうたって
二つ並んだ絹の羽織をかけましょ
肩がもぐるまで

ラララ… ラララ…

宴はますます色あい深めて
流れる時まで 休んだ気もした

遠く見えるは 極楽浄土
浮かぶ心地が気持ちいいのか
確かめるのも もどかしいほど
夢の続きを見たい気がして 霧島
とうに忘れても

ラララ… ラララ…

ラララ… ラララ…

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